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カーリー・レイ・ジェプセン、世界的大ヒット作から約3年「初心を忘れない」

 カナダ出身のカーリー・レイ・ジェプセンが、アルバム『エモーション』を発売。世界中で大ヒットを記録した「コール・ミー・メイビー」から約3年、恋する女性のリアルな気持ちを歌う“ナチュかわポップ・プリンセス”が返って来た。日本が大好きだと公言するカーリーに、日本のファンの印象や自身のデビューのきっかけとなったジャスティン・ビーバーとの出会いについて語った。

世界的大ヒットを記録したカーリー・レイ・ジェプセン

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◆常にアイディアが湧いて出てくるから、スランプに陥ることはない

――日本のファンの印象はどうですか?
【カーリー】 日本のファンは最高よ。すごく優しいし、きめ細やかな気配りができるのが素敵だわ。この間、来日した際には、私の名前が書かれたお箸や、ガラスの中に桜の花びらを散りばめた置物をプレゼントされて、とってもうれしかったわ。日本の文化が好きだし、日本の食べ物はどれもおいしいし、本当に最高よ!

――最新アルバム『エモーション』を作る際にも、200曲近くの楽曲を制作されたそうですね。どんなときに楽曲が出来上がるのですか?
【カーリー】 常にアイディアが湧いて出てくるの。ほかのアーティストが曲作りの壁にぶち当たって曲ができない、スランプに陥るって話を聞くと、あぁ〜気の毒だなって思う。というのも、いつそれが自分の身に降りかかるか、いつまでも今の状態が続くとは限らないから、祈るような気持ちにはなるんだけど。

――カーリーさんのアイディア、創作意欲を刺激するものはありますか?
【カーリー】 愛という普遍的なテーマに、すごく気持ちが入り込んでしまうところがあるわ。いつも人の恋バナを聞きまくっていて、この間の食事のときには、男性スタッフに、「あなたの恋愛を全部教えて」と集中攻撃したの(笑)。だから、私は今、彼のラブライフのすべてを知ってるわ(笑)。そういうところから、刺激といろいろなアイディアが生まれるのよ。

――カーリーさんが恋に落ちる瞬間とは?
【カーリー】 私が恋に落ちるときは、舌が燃えているような感じになって、「大好き!」って、すごく言いたいんだけど、言うのが怖かったり……。以前、素敵だなと思っていた彼と一緒にスーパーマーケットに行って、彼が牛乳をとろうとしたときに、思わず「愛してる!」と叫びそうになってしまって、急いで唇を縫わなきゃって(笑)、それぐらい自分の気持ちがコントロールできなくなってしまうの。でも、私自身は、そんなに恋に落ちた回数は多くなくて、一度好きになったら、深く愛すタイプだと思うわ。

――ひと目惚れはする?
【カーリー】 あとから考えたら、あぁ〜あの瞬間から好きになったんだなっていうのはあるかもしれないけど、ひと目惚れすることはほとんどないわ。

◆ジャスティン・ビーバーとの出会いは運命的だった

――ところで、カーリーさんといえば、2012年に世界中で大ヒットを記録した「コール・ミー・メイビー」により、全世界から一躍注目されるようになりましたが(日本ではローラが、同作のパロディビデオをYouTubeに上げ、大きな話題となった)、環境的に大きく変わったことはありますか?
【カーリー】 一番大きな違いは、スケジュール管理が難しくなったことかしら。まさに今朝、マネージャーとその話をしていて。ちょうどヨーロッパのスケジュールの時に、友達の結婚式がニューヨークであって、どうにかできないかしらって、話していたところなの。大好きな人のお祝い事だから、直接行って、祝福したいじゃない! でも、行きたい気持ちはあるのに、時間的にどうにもならないこともたくさんあるんだけど、できるだけ駆け付けるようにしてるわ。今でも、クリスマスとお母さんの誕生日のときは、必ず実家に帰るようにしてるのよ。

――初心を忘れないと。
【カーリー】 私の周りにいる人たち、家族や友達が素晴らしい人たちばかりで、「天狗になっちゃダメよ」って、私が初心を忘れないように声をかけてくれるの。だから、忘れることはないわ。

――またカーリーさんの人生を変えたといえば、ジャスティン・ビーバーとの出会いも大きかったのでは? カーリーさんにとって、彼はどんな存在ですか?
【カーリー】 彼との出会いは、私にとって、まさに運命的だったわ。ジャスティンが、「コール・ミー・メイビー」を耳にして、ツイッターで絶賛してくれて。そのあと「僕のレーベルで一緒にやらないか?」と直接電話がかかってきて、彼のレーベルと契約することになったの。ジャスティンに会いに、カナダから初めてロスアンゼルスに行ったとき、どうせ私のことなんて知らないわと思って、何気なく街を歩いていたら、「あっカーリーじゃない?」って、いろんな人から声をかけられて、思わず顔を隠したくなったわ(笑)。スターバックスでも、カップに書く名前を聞かれて、「エリカよ」って言ったのに、しっかり「カーリー」って書かれていて(笑)、まるで『不思議の国のアリス』のような感覚だったわ。

――では、最後に夢に向かって頑張っている人たちにメッセージをお願いします。
【カーリー】 大きなチャレンジになればなるほど、不安や恐怖があるかもしれないけど、それを乗り越えたときには、必ず喜びや充実した結果が手に入れ得られるハズ。正直、私も、不安がないと言ったら、嘘になるわ。ブロードウェイで『シンデレラ』という舞台をやったときは、すべてが初めてのことばかりで怖くてたまらなかったの。でも、やり終えたときに、すべてが自信になって今につながっていると思うの。だから、みなさんも諦めないで頑張ってほしいと思うわ。

(文:星野彩乃)

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