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柴咲コウ、秋田の老舗映画館でライブ 1700件超の応募から選考

 女優で歌手の柴咲コウが14日、秋田県大館市内唯一の映画館「御成座」でスペシャル・ライブを行った。普段なかなか行けない地域や会場を一般公募していた『どこいこう? ここいこう』企画で、1700件以上の応募の中から柴咲自身も選考に加わり、開館63年を迎える同所が選ばれた。

秋田県大館市内唯一の老舗映画館「御成座」でライブを行った柴咲コウ

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 「御成座」は1952年(昭和27年)に洋画専門館として開館したが、3年後の55年に火災により焼失。同年に再建され、2004年に閉館するまで、50年余り市民の映画館として親しまれた。老朽化に伴って10年間閉鎖されたままだったが、昨年7月、市をはじめ地元商店街、市民の協力で復活した。

 「御成座」オーナーの切替さんは「若者がこの映画館へやってくるきっかけになれば」と今回の企画に応募。ライブを行うことが最終的に決定したのは約1週間前、レコード会社が用意した招待状(150人分)が届いたのは4日前だったが、切替さんは招待状を手渡しして回り、当日は近隣の高校生100人、近隣住民や常連50人で満員となった。

 柴咲は同所を選んだ決め手について「映画館なのでライブをやる環境としては万全ではない、どんな人が集まってくれるかわからない、何人の人が来るかもわからない、何が起こるかわからない。この企画はそんな未知数の場所でやるのがいいと思った」と説明。自身が歌手であり女優でもあることが、「映画館でライブ」を行う動機にもなったという。

 歴史と趣のある会場に最低限の照明と音響設備を持ち込み、この日のためだけのアコースティック編成バンドを組んで行われたミニライブは、自身初のカバーアルバム『こううたう』(17日発売)から「桜坂」「糸」「未来へ」の3曲と、自身のオリジナル「最愛」「かたちあるもの」を加えた全5曲を披露。1曲歌うごとに、自身の音楽活動について話したり、「少しでも皆さんのことが知りたいな」と話しかけたりと、約1時間にわたって交流を深めた。

 9月11日からは東京を皮切りに、全国ツアー9都市10公演を行う。

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  • 近隣の高校生、常連ら150人が招待された
  • 秋田県大館市内唯一の老舗映画館「御成座」でライブを行った柴咲コウ
  • 特別のアコースティック編成バンドを組んで全5曲を熱唱
  • 秋田県大館市内唯一の老舗映画館「御成座」外観

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