女性8人組アイドルグループ・PASSPO☆の槙田紗子（21）が4日、東京・六本木のEX THEATER ROPPONGIで行われた公演で、体調不良のため、5月31日の東京・赤坂BLITZ公演をもって、ライブ活動を休止することを発表した。

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　昨年のツアー中から体調不良で公演やイベントを欠席することもあった槙田は「5月31日の追加公演をもって、活動休止とさせていただきます。皆さんの前に立つお仕事をしばらくお休みさせていただくことになりました」と報告。

　「エーッ！」というどよめきが起こるなか、「この6年間いろいろ考えてきて、一度立ち止まって考えたいと思っていた時期で。去年の全国ツアーから体調が悪くなって、フライト（ライブ）をお休みすることもあってすごく迷惑をかけてしまったんですけど、体を休めるという意味でも、しばらく活動をお休みさせていただくことになりました。でもこれからも、PASSPO☆にかかわっていけたら」と話した。

　万全の状態でパフォーマンスできるようになるまで表立った活動を休止するが、PASSPO☆の振付や演出の一部を担当し、連載を持っている本人の意向を汲み、「フライト」と呼ばれるライブの打ち合わせや執筆業などは続ける。

　玉井杏奈（20）は動揺するファンに対して「私たち8人は近い未来のことは見ていなくて、最終的にみんなを幸せな場所に連れて行きたいということしか考えてない。さこちゃんが焦ったら終わり。8人を長い目で見てほしい。普通のアイドルとして見てほしくない。…アイドルなんですけど（笑）　普通のアイドルで終わりたくない。こんなにいいグループなんだから、普通に終わらせたくない」と熱弁。

　槙田に向けては「さこちゃんは、自分を見つめ直せ。好きなだけ休みな。そしてたまに遊ぼ」とにっこり。槙田の担当カラーの黄緑のペンライトを持つファンには「黄緑パッセン（槙田ファン）大丈夫？　目が点、もうろうとしちゃってるよ？」と突っ込み、泣きながら槙田に抱きつく増井みお（20）には「泣いてるの？　ばかじゃないの？」と茶化して和ませていた。

　槙田は「私が6年間で得たものなんだろうってフライト中に考えていて、黄緑とかみんなの誘導灯（ペンライト）を見て、これがすべてだなと思った。ほんとに言葉では表せないくらい、皆さんには感謝しています」とファンに思いを伝えると、客席からは「待ってるよ！」との掛け声が飛んだ。

　2009年6月、10人組として結成されたPASSPO☆（当時の表記＝ぱすぽ☆）は、11年12月に佐久間夏帆、今年元日に奥仲麻琴が卒業したが、一度も新メンバーを加入させることなく活動。現在は8人体制となって初のツアーを敢行中で、5月13日に4thアルバム『Beef or Chicken？』を発売する。この日追加公演として発表された5月30日の大阪・心斎橋サンホール、同31日の赤坂BLITZ公演でファイナルを迎える。