英人気ボーイズグループ、ワン・ダイレクションが27日、さいたまスーパーアリーナ4daysの初日公演を行い、観客3万人の熱気であふれかえった。

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　立体的に組まれた5面の巨大LEDスクリーンの中央からハリー、ゼイン、ルイ、リアム、ナイルの5人が登場すると、会場は興奮と歓喜の渦に包まれた。彼らの声を消さんばかりの黄色い歓声と色とりどりのペンライトの光の海のなか、最新アルバム『フォー』収録曲「クラウズ」をナイルのギター演奏とともに熱唱。NTTドコモCM曲としておなじみの「スティール・マイ・ガール」などでたたみかけた。

　ハリーは達者な日本語で「コンニチハ。僕たちはワン・ダイレクションです。ゲンキデスカ〜？」とあいさつ。おもむろに“しーっ！”と観客を静まらせると、「ニッポンダイスキー！」「トーキョーダイスキー！」と生声で絶叫。さらにマイクを通して「ミンナ、チョーカワイイ！」といたずらっぽく笑うと、「キャー」という大歓声がこだました。

　代表曲「ホワット・メイクス・ユー・ビューティフル」などを披露し、ノリノリのリアムは、客席に向けて「3・2・1」の合図とともにシャッターを切り、「ワンダフル！」とご満悦。花道でノリノリのステップを刻むと、ハリーのお株を奪う「ガンバリマース！」宣言でも沸かせていた。

　同公演は28日も同所で行われ、残すところ3月1・2日の2公演となっている。