23日から日本公演をスタートさせる米ロックバンド・KISS（キッス）が21日、都内ホテルで来日会見を開き、スペシャルゲストとして先日「ももいろクローバーZ vs KISS」名義でコラボ楽曲「夢の浮世に咲いてみな」を発表したももいろクローバーZが来場。定番グッズの法被（はっぴ）をプレゼントされたメンバーはその場でそでを通してご機嫌。すっかり“モノノフ”（ももクロファン）と化し、異色コラボに改めて言及した。

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　両者は昨年11月に米ラスベガスでミュージックビデオを撮影して以来の再会。顔を合わせるやいなや、キッスのメンバーはももクロの頭をなでるなどスキンシップをはかり、ポール・スタンレー（G＆Vo）はリーダーの百田夏菜子を軽々と持ち上げるサービスも。

　昨年、結成40周年を迎えたハードロック界の重鎮であるキッスが、日本人アーティストと共演するのはこれが初めて。ロック界も垂涎の異例コラボだが、ポールは「ももクロとのコラボで『ロックンロールじゃない！」って言う人ももしかしたらいるかもな。でもそんなことはない。何をしようと俺らだろ」と主張。『ロックンロール』とはパレードの一員になるのではなく、パレードを引っ張っていくことだ。何をしようと“ロック”し続けているのさ」と持論を展開した。

　来日公演自体は2013年10月以来約1年半ぶりだが、3月3日に行う東京ドーム公演は実に14年ぶり。ももクロも特別参戦予定で、ジーン・シモンズ（B＆Vo）は「新しい“友達”と東京ドームで一緒にできるのですごいショーになるよ」と期待をあおった。百田も「全力で会場を盛り上げたい。日本で一番熱いライブになると思います！」と約束した。

　孫ほど年の離れたももクロだが、会見中も度々自ら“Z”ポーズを披露するなどすっかり気に入った様子。ジーンは「これほど、ファンを愛しているグループはない。彼女たちは本当の意味でのロックスターだよ！」と賞賛しまくり、5人も「うれしい〜」と顔をほころばせていた。

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