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PASSPO☆奥仲麻琴、元日公演で卒業 6時間超え全69曲熱唱

 9人組アイドルグループ・PASSPO☆が1日、東京ドームシティホールで全国ツアー『PASSPO☆ 結成5周年 カウントUPツアー』の最終公演「新年だよ!5周年とすこし便 〜全曲忘れず踊れるかな〜」を行い、奥仲麻琴(21)が約3500人の観客に惜しまれながらグループを卒業した。

ファンに敬礼する奥仲麻琴(1日=東京ドームシティホール)

ファンに敬礼する奥仲麻琴(1日=東京ドームシティホール)

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 この日は公演タイトルどおり、インディーズ時代の楽曲から最新アルバム『TRACKS』収録曲まで、持ち歌“全曲”をパフォーマンス。序盤はオリコン週間1位を獲得したメジャーデビュー曲「少女飛行」をはじめ、2ndシングル「ViVi夏」、3rdシングル「君は僕を好きになる」といった初期のナンバーを中心に披露し、奥仲は「1秒、1分も無駄にしたくない。楽しい時間を共有できたら」と意気込んだ。

 ユニット曲「Shang Shang シャンデリア」と「気分はサイコー!サイコー!サイコー!」の間には、コミカルな卒業式が行われ、湿っぽいムードを一掃。その勢いのまま「無敵GIRL」から「ピンクのパラシュート」まで、怒とうの21曲メドレーに突入した。

 中盤の「Perfect Sky」からはそれぞれ楽器を手にし、Band☆PASSPOを披露。「BREAK OUT!!」「2DAYS」とバンド演奏初披露曲もあり、グループの一つの目標だったバンド活動に真剣に取り組んできたメンバーの努力がうかがい知れる一幕もあった。

 増井みお(20)が「伝えきれない思いを歌にして響かせていけると思うので、この声が出る限り、歌い続けていきたいと思います」と胸の内を明かした「おねがい」では、増井自身が手描きしたイラストと歌詞をバックに歌唱。続けて、サポートバンド・The Ground Crewのメンバーで昨年急逝した横山明裕氏(享年49)から引き継いだベースを手にした増井の演奏とともに、9人で「向日葵」を熱唱した。

 本編ラストで奥仲はメンバーにメッセージを送り、客席のファンにも「いつも笑顔でいられたのは、パッセンジャーさん(ファン)のおかげです。ありがとう」と感謝。会場が奥仲カラーのピンク一色に染まるなか、「TRACKS」を披露し、笑顔でステージを後にした。

 この時点で午後8時半となり、開始から5時間半が経過していたが、客席からは「麻琴」コールが沸き起こる。その声に応えて再登場したメンバーは、結成当初の曲「Let It Go!!」など4曲を披露した。

 Wアンコールでは、奥仲が大好きだという「少女飛行」の衣装で登場すると、キャプテンの根岸愛(22)はこの5年間の葛藤や苦悩を語りながらも「今日は自信を持って言いたいです。PASSPO☆はこの9人で本当によかったです」と締めくくり、再び「少女飛行」を熱唱。持ち歌すべてを胸に刻み込み、6時間を超す9人でのステージに幕を下ろした。

 このライブの模様を収録したDVDは3月25日に発売。8人体制となる新生PASSPO☆は、3月7日の千葉・柏PALOOZAを皮切りにスタートする全7公演のワンマンフライトツアー『〜More Attention』でお披露目される。また、女優に転身する奥仲は、初の主演映画『心霊写真部』が公開予定。

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  • ファンに敬礼する奥仲麻琴(1日=東京ドームシティホール)
  • メンバーやファンに惜しまれながら奥仲麻琴(中央)が卒業
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