人気アイドルグループ・ももいろクローバーZが25日、さいたまスーパーアリーナで恒例のクリスマス公演『ももいろクリスマス2014 さいたまスーパーアリーナ大会〜Shining Snow Story〜』を開催した。公演の中盤には、モノノフ（ももクロファン）として知られるヤンキースの田中将大投手が、自身の登板曲「My Dear Fellow」の途中にサプライズ登場。リーダーの百田夏菜子との1打席勝負で観客を沸かせた。

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　黒のユニフォーム、左手にはももクロカラーのグローブで“登板”したマー君は、2球目に“お約束”のデッドボールを投じ、百田が詰め寄る一幕も。あわや乱闘寸前でメンバーが止めに入り、会場は大盛り上がりとなった。結局、マー君が空振り三振に仕留めて勝利を収めると、そのまま「My Dear〜」の続きをメンバーとともにパフォーマンス。「メリークリス“マー君”」とダジャレを言い残してステージを後にした。

　終演後、自身のツイッターを更新した田中投手は「声を掛けていただいて、あのももクリの舞台に上がってしまいました、、、恐縮です。。緊張し過ぎて出番までのセトリの曲が全然頭に入ってきませんでした笑」と告白。「貴重な経験をさせていただきました。モノノフの皆さんの声援もとても嬉しかったです!!　ありがとうございました！」とももクロとのステージ共演に感激していた。

　ライブはアニメーション（ロボット）ダンサー・黄帝心仙人がプロデュースする「タイムマシーン」によるパフォーマンスで幕開け。音楽プロデューサー・武部聡志氏率いる「ダウンタウンももクロバンド」にブラス隊を加えた計23人のビッグバンドをバックに、「猛烈宇宙交響曲・第七楽章『無限の愛』」「僕等のセンチュリー」「泣いちゃいそう冬」など人気曲をパフォーマンス。高城れにのマジックショーが恒例の「サンタさん」では、大脱出マジックでも沸かせた。

　アンコールでは、米ロックバンド・KISSとのコラボレーションシングル「夢の浮世に咲いてみな」（来年1月28日発売）の映像を会場限定で公開。また、サプライズ発表恒例の松崎しげるが登場し、「愛のメモリー」の替え歌に乗せて、来年4月4・5日の両日、福岡・ヤフオク！ドームでファンクラブ会員限定イベントを開催することも発表された。

　クリスマス公演は24・25日の2日間のべ5万4496人を動員。全国54ヶ所の映画館、東京・品川ステラボールを合わせた118スクリーンには2日間で3万5780人が集まり、総勢9万276人のファンが“ももクリ”を楽しんだ。