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『ヱヴァ』チーム、新作カット入り映像公開 宇多田のために特別編集

 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』制作チームが、宇多田ヒカルの「Beautiful World」のミュージックビデオ(MV)を制作したことが2日、わかった。新劇場版第1作『序』(07年9月公開)、第2作『破』(09年6月公開)のエンディングテーマに起用された同曲のMVは、シリーズ3作分の映像を特別に再編集。さらに、初公開の新作カット入りとあり、エヴァファンの注目を集めそうだ。

『宇多田ヒカルのうた』発売記念に『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』制作チームが「Beautiful World」MVを公開

『宇多田ヒカルのうた』発売記念に『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』制作チームが「Beautiful World」MVを公開

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 本作は、井上陽水浜崎あゆみ椎名林檎ら著名アーティスト13組が宇多田の名曲をカバーしたアルバム『宇多田ヒカルのうた -13組の音楽家による13の解釈について-』(9日発売)の発売を記念して制作されたもの。同作の特設サイトでは、さまざまな分野のクリエイターが宇多田、もしくは彼女の楽曲を題材にした独自の作品を公開してきたが、その大トリを飾る作品として、宇多田とゆかりの深い『ヱヴァ』チームが「Beautiful World」のMVを公開した。

 制作を指揮した鶴巻和哉監督は「映画のエンドクレジットはただのスタッフリストではありません。物語や演出、登場するキャラクターたち同様に、それによって映画全体が一つ上のレベルへと押し上げられる…そんな存在であるべきと思ってきました。私たちの映画を最後まで見ていただければ、その意味はわかっていただけるのではないでしょうか? 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズが宇多田ヒカルさんの楽曲とともにあることに感謝します」とコメントしている。

 自称「エヴァヲタ」の宇多田は、2006年の雑誌のインタビューでエヴァについて熱く語った記事が庵野秀明総監督らスタッフの目に留まったことがきっかけで、新劇場版第1作『序』のエンディングテーマ「Beautiful World」を書き下ろし。第2作『破』でも同曲のアコースティックバージョンが起用された。

 2010年末からは「人間活動に専念」するため音楽活動を休止していたが、第3作『Q』(12年11月公開)のエンディングテーマとして新曲「桜流し」を提供したことが公開初日に電撃発表され、大きな話題となった。

 映像は、『宇多田ヒカルのうた』特設サイトおよびエヴァンゲリオン公式サイトで公開中。エヴァファンの宇多田の反応はいかに!?

■Utada Hikaru「Beautiful World」 Directed by Tsurumaki Kazuya
https://www.youtube.com/watch?v=uuMNmHdr0Lg

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