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小椋佳、“生前葬”コンサート開催へ

 美空ひばりや布施明への楽曲提供でも知られるシンガーソングライターの小椋佳(69)が9日、埼玉・戸田文化会館で自身の『生前葬コンサート』のリハーサルを開催した。「70歳という節目を前にアーティスト活動にけりをつける」として行われる“生前葬”。小椋は3年ほど前から考えていたといい、「音楽活動は定年制がない。肉体的にも精神的にも老いた。そのけりをどこでつけるか迷っていたけど、古希を迎えてやろうと思った」と説明した。

“生前葬”コンサートを開催する小椋佳 (C)ORICON NewS inc.

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 死後に葬儀や戒名を必要としないという考えの小椋は、コンサートとして弔いをすることを企画。「僕以外の家族は常識的。死んだら何もしないわけにはいかないという。じゃ、本当にやらなくていいと言うために、お葬式を1回済ませておこうと思った」と持論を展開。

 一方で、今後の歌手活動については「おぼろげにいくつかのことは考えていますが、音楽活動についてはどうするか全く決めてません」と未定の様子。実際にラストアルバムのつもりで制作した『闌』(2013年)の後にも楽曲制作はしており、「だんだん細っていけば、軟着陸でもいい」と話し、「来年とか再来年のお仕事も来ちゃってるらしい。来年やるとしたら一周忌コンサートかな」と笑わせた。

 東京・NHKホールで12日から4日間連続で行われる同コンサートでは小椋がこれまでにつくった2000曲以上の楽曲から100曲をセレクト。1976年に初めて公の場に登場した記念の場所である同所で1日25曲ずつを披露する。

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  • “生前葬”コンサートを開催する小椋佳 (C)ORICON NewS inc.
  • リハーサルの模様 (C)ORICON NewS inc.
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