AKB48の総選挙選抜シングルで渡辺麻友がセンターを務める新曲「心のプラカード」（8月27日発売）のミュージックビデオ（MV）のスタッフバージョンが、今年も登場した。昨年、「恋するフォーチュンクッキー」の“踊ってみた”動画ブームの火付け役となった同バージョンは、公開1年余りで再生回数975万回を突破し1000万回に迫る勢い。「恋チュン」現象再びとばかりに、スタッフが立ち上がった。

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　昨年、パパイヤ鈴木が手がけた「恋チュン」の振付が老若男女誰もが歌って踊れるものであることをスタッフ自ら証明するため、各劇場支配人や衣装、警備員らAKBグループの関係者総勢365人がそれぞれの職場で踊ったMVが空前のブームに。国内外のファン、地方自治体、ロックミュージシャンまでもが次々と模倣し、YouTubeのAKB48公式チャンネルに公認された動画だけでも94作品にのぼる。

　今作も「恋チュン」同様スローな楽曲で、「みんなで一緒に踊ろう」がテーマ。振り付けは、子どもたちに絶大な人気を誇るアニメ『妖怪ウォッチ』のテーマ曲「ゲラゲラポーのうた」、「ようかい体操第一」を手がけたラッキィ池田が担当した。

　7月下旬に12日間かけてAKB・SKE・NMB・HKT各劇場や関連会社の職場、大阪・名古屋・福岡の市街で撮影され、「心のプラカード　ねぇ　出してみようよ　思ってること　正直に」という歌詞のとおり、スタッフが心に秘めた夢や希望などを書いたプラカードを掲げてダンスした。

　絶賛花婿募集中というAKB48グループ総支配人の茅野しのぶ氏は「結婚して下さい」と直球。元横浜銀蝿のギタリストでソロデビュー曲「ジェームス・ディーンのように」（1981年）も大ヒットしたJohnnyこと現キングレコード役員の浅沼正人氏は、当時のようにサングラスをかけ「ゴルフが上手くなりたい！」と告白するほか、総勢326人のスタッフが「恋人募集チーム」「握手会警備員」「チームイケメン」などに分かれて本音を披露する。

　メンバーが1人も登場しない異例のMVが今年もブームを起こせるか、動向に注目だ。

■AKB48「心のプラカード」STAFF Ver.
http://www.youtube.com/watch?v=6LCybuSKwTQ