ORICON NEWS

クミコ、社名変更提案効果 有線初のアルバム曲TOP3に「過分な幸せ」

 サッカーW杯にちなみ、所属レコード会社「日本コロムビア」に社名変更を提案したことで話題となった歌手・クミコが歌う「からたち日記」が、7/9付の週間USEN HIT 演歌/歌謡曲ランキングで2位にランクインしたことが8日、わかった。同曲は、昨年11月に死去した故・島倉千代子さんの1958(昭和33)年の名曲を、18年越しの念願かなってレコーディングしたもの。アルバム収録曲としては、有線史上初のTOP3入りを果たした。

クミコがカバーした故・島倉千代子さんの名曲「からたち日記」がUSENランキング急上昇

クミコがカバーした故・島倉千代子さんの名曲「からたち日記」がUSENランキング急上昇

写真ページを見る

【写真】その他の写真を見る


 同ランキングは、USEN放送へのリクエスト、オンエア実績、加入者・リスナーからの問い合わせや反響を基にUSENが集計したもの。日本コロムビア移籍第1弾の『美しい時代のうた〜クミココロムビアカヴァーズ〜』(6月発売)収録曲の「からたち日記」は2位に入り、これまでアルバム収録曲の最高位だった故やしきたかじんさんの「秋冬」の16位(今年4/9付)を大幅に更新した。

 その要因となったのは、先月21日に行われたアルバム発売記念コンサートの囲み取材で、サッカーW杯の「日本vsコロンビア」戦にちなみ、「日本コロムビアも“日本コロンビア”に社名変更するくらいの勢いで日本代表を応援しちゃえばいいのに」と仰天提案したこと。これが話題を呼び、同社が期間限定で「日本vsコロンビア株式会社」に社名変更したことで、ホームページのアクセス数は通常の200倍以上に。クミコに関連するツイート数も通常の2倍に増え、有線のオンエア増加とランキング上昇につながった。

 そもそもクミコは、東芝EMI(当時)に所属していた1996年に同曲のレコーディングを思い立ったという。日本コロムビア管理楽曲の中でもそう簡単にはカバーが許されない島倉さんの楽曲とあり、なかなかその思いはかなわなかったが、今回、同社に移籍したことで18年越しに夢を実現した。

 クミコは「念願の『からたち日記』を録音でき、そのうえ、こうして多くの方にリクエストいただいていることを知り、過分な身の幸せに戸惑っています」と喜びをかみしめ、「名曲は時を越えて生き続けることを実感し、それを歌い継ぐこと、その大きな幸せな役目をこれからも果たせたら」と気持ちを新たにした。

関連写真

  • クミコがカバーした故・島倉千代子さんの名曲「からたち日記」がUSENランキング急上昇
  • 日本コロムビア移籍第1弾『美しい時代のうた〜クミココロムビアカヴァーズ〜』(6月発売)

オリコントピックス

あなたにおすすめの記事

メニューを閉じる

 を検索