アイドルグループ・NMB48が22日、大阪・オリックス劇場で『NMB48リクエストアワー　セットリストベスト50　2014』の2日目公演を開催した。冒頭、金子剛劇場支配人がスーツ姿で登場し、前日発表された『第6回AKB48選抜総選挙』の投票速報でNMB48が大苦戦したことをファンに懺悔した。

　金子支配人は「昨日の選抜総選挙、NMB48の結果を受けまして、正直私として悔しい思いでいっぱいです」と沈痛な面持ち。「現在のNMB48の位置を再確認させていただきました。痛いほど味わいました。私の責任と感じております」と謝罪すると「昨日の結果を受けて裏で泣いているメンバーもいて、その姿を見て申し訳なくて、申し訳なくて、悔しくて…」と声を振り絞った。

　前日、同イベント初日公演のアンコール中、AKB48劇場（東京・秋葉原）で行われた総選挙速報発表の模様が中継でつながれた。メンバー総勢63人と観客2300人が固唾をのんでスクリーンを見守ったが、選抜メンバー16位圏内は暫定7位の山本彩ただ1人。NMBにとっては厳しい結果だった。

■「ランクイン」とされる上位80人の内訳
▽AKB＝31人、SKE＝23人、NMB＝11人、HKT＝14人、SNH＝1人
（兼任メンバーは“本籍”のみ、乃木坂46の生駒里奈はAKBでカウント。以下同）

■選抜メンバー16位圏内の内訳
▽AKB＝6人、SKE＝5人、NMB＝1人、HKT＝3人、SNH＝1人

■上位80位の得票数の内訳
▽AKB＝18万9415票、SKE＝15万482票、NMB＝5万8367票、HKT＝11万1847票、SNH＝8273票

　NMBの苦戦ぶり、ひいてはSKEの選挙の強さ、“末っ娘”グループHKTの躍進ぶりが浮き彫りに。 HKTは、尾崎充氏と“プレイングマネージャー”指原莉乃のW支配人体制がうまく機能しており、金子支配人は「両支配人の頑張り、結束力、見習うところが多々あります」と称賛した。

　とはいえ、これはまだ速報値。「これから、これから！」とファンの激励を受けた金子支配人は「これがナンバの底力ではないと思っております。メンバー、スタッフもう一度引き締めて、最後に笑えるように、頑張ります」と一礼。「ナンバの底力みせるぞー！　いくぞー！」とこぶしを振り上げると「テッペンとったんでー！」と絶叫し、巻き返しを誓った。