歌手・後藤まりこが27日に東京・SHIBUYA-AXで開催するワンマンライブ『510mariko Party@SHIBUYA-AX』まで1週間を切った。現時点で売れているチケットは収容人数1700人に対し、3分の1足らずの約500枚。現在、事務所にもレーベルにも所属していない後藤は、軽トラック上でライブを行ったり、チケットを手売りするなど、完売を目指し猛アピールしている。

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　2010年12月に解散したロックバンド・ミドリに在籍していた当時、ワンマンライブを開催した「いちばん大きいライブハウス」がAXだったという。当時は「ソールドアウトすると思ってたけど、しなかった。現実を見れてなかった」と回顧する。

　バンドでも埋められなかった同所でのソロライブは一見、無謀にも見えるチャレンジ。本人も「早いのはわかっています」と承知しているが、今月31日をもって同所が閉館することから「AXの最後に立ち会いたかった　少しだけ夢を見たかったんです」と最後のAX公演にかける熱い思いをツイッターで明かしている。

　5月10日の“後藤の日”には、都内各所で軽トラックをステージにライブを行ったり、動画配信等のPRが行い、10日間でチケットの売り上げは100枚ほど伸びたという。各プレイガイドでも販売中のチケットは、残り1週間で完売まで1000枚強。驚異の巻き返しでAXが満員になる「奇跡」は起こるか――。