元ザ・ビートルズのポール・マッカートニー（71）が9日、ワールドツアーの一環として行われる日本公演のために約11年ぶりに来日した。関西国際空港にはポールを一目見ようと、約1000人のファンと多数の報道陣の人垣ができた。

　チャーター機で英ロンドンから関空入りしたポールは午後6時40分頃、妻ナンシーさんと共に到着ロビーに登場。1966年にビートルズとして初来日した際、ハッピを着てタラップを降りてきた姿を彷彿とさせるように、ニューアルバム『NEW』のロゴをあしらったハッピ姿で姿を見せた。ファンの大歓声にベースを弾く仕草をしておどけてみせながら、日本語で「オスッ！」とあいさつするなど、終始上機嫌でファンと報道陣に応えた。

　ポールの日本公演は90年、93年、02年以来11年ぶり通算4回目。66年のビートルズ来日公演を含めると5回目となる。11・12日に京セラドーム大阪、15日に福岡ヤフオク！ドーム、18・19・21日に東京ドームで全6公演を開催。追加公演の11日を除くとチケットはすべて完売しており、70歳を過ぎてなお、絶大な人気を証明している。

　ポールは22日まで日本に滞在予定で、公演初日の11日にはザ・ビートルズ久々の新作となる『オン・エア−ライヴ・アット・ザ・BBC Vol.2』も世界発売される。