シンガー・ソングライター矢野顕子が29日、異例の新曲発表を行った。同日の朝日新聞と読売新聞の朝刊に、矢野をモデルに起用した伊勢丹の全面広告が掲載され、その紙面で伊勢丹公式ソングの新曲「ISETAN-TAN-TAN」のタイトルと歌詞が発表された。

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　米ニューヨークを拠点に活動する矢野は、帰国すると「まず伊勢丹に行く」と言うほどの伊勢丹フリーク。好きが高じて、1999年には「ISETAN-TAN」という楽曲を勝手に制作し、アルバム『Go Girl』に収録した。

　同曲制作から14年を経て、あす30日に伊勢丹がトレードマークのタータンチェック柄の紙袋を約55年ぶりに一新することを機に、今度は“公式ソング”として「ISETAN-TAN-TAN」を書き下ろし。家族の間に広がる心象風景を、洗練されたテクノサウンドに乗せた同曲のコーラスには長女・坂本美雨が参加し、「くまんばちがとんできた」（2002年）以来11年ぶりとなる母娘レコーディングを行った。

　同曲は、きょうからiTunes Store限定で緊急配信スタート。あす30日から11月12日までの期間限定で伊勢丹各店舗の館内放送として流れる。