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【編集長の目っ!】2,200人と輪唱、ギネス世界記録にチャレンジ

 12月8日、弊社恒例の新人イベント『oricon Sound Blowin’10th Anniversary supported by NTT西日本』が、東京・SHIBUYA-AXと大阪・松下IMPをメイン会場に、全国10ヵ所を“つないで”行われた。

プロジェクトリーダーを務めたソナーポケット

プロジェクトリーダーを務めたソナーポケット

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 今回、イベントが10周年ということで、通常のライブだけではなく、NTT西日本の技術協力により、光回線『フレッツ 光ネクスト』で接続し、音情報を高速で送ることができる専用端末を使い、遠く離れた場所にいる人たちと一緒に音楽セッションやデュエットすることを可能にしたシステム『光☆DUETTO』を使用し、計10会場2,200人で輪唱するという、ギネス記録にもチャレンジした。

 全員で輪唱した楽曲は、イベントの出演者であり、事前に地方会場に出向き、参加者と交流を深めるなど奔走した、この“つながるプロジェクト”のプロジェクトリーダーでもあるソナーポケットの「あなたのうた」。リハーサルでは観客全員の気持ちがなかなか合わず、ぎこちなさが目立ち本番が心配されたが、ギネス社の認定員のチェックの目が光る中、いよいよ本番。

 東京・大阪・名古屋・熊本・石川・愛媛・大分・沖縄・高知・広島の全10会場を同時中継で結び、計2200人が3分間、「あなたのうた」を輪唱。僕は東京会場で見ていたが、音のディレイが一切なく、全国2,200人の声が美しい輪になってつながり、そして広がっていき鳥肌が立った。

 急遽、ステージ上のアーティストは参加してはいけないというお達しがギネス社からあり、出演アーティストは全員応援という形で、ステージ上から観客に寄り添うように見守った。指揮をするアーティスト、観客の気持ちを鼓舞するように、体でリズムを取り応援するアーティストほか、スタッフ一同、あの日あの場所にいた全員が気持ちでは参加した。これまでの輪唱記録は、今年10月に英・リバプールでザ・ビートルズのファンが「ラヴ・ミー・ドゥ」を輪唱したときの1631人で、今回それを上回り、見事ギネス世界記録を更新することができた。

 改めて声が持つ力と、そして遠く離れていても、つながっているんだよという安心感、前向きな気持ちが、輪唱の声と映像から伝わってきた。この日大きな声で歌ってくれた1人ひとりが全員ギネス記録のレコードホルダーになる。なかなか記録達成の瞬間どころか、その記録の参加者になるという機会もないだけに、イベントの参加者全員が貴重な体験になったのではないだろうか。

 ソナーポケットが、大阪会場でギネス認定員から認定証を受け取ると大きな拍手が沸きおこり、メンバーも「みんなが力を合わせて奇跡を起こしました」(matty)、「たくさんの人が手を貸してくれて、全国のみんなが手を取り合ってひとつにつながりました」 (ko-dai)、「新しい歴史をみんなと作れてうれしいです」(eyeron)と感激した様子だった。

 最新システムと、人の声が融合し、感動の証明がギネス記録というその瞬間に立ち会うことができ、非常に有意義な時間だった。もちろんこの日パフォーマンスを観せてくれた東京会場の近藤晃央/Silent Siren/JOKER/Dancing Dolls/スペシャルゲストのゴールデンボンバー。大阪会場のCivilian Skunk/matthews/Lily.μ/スペシャルゲスト・ソナーポケットのステージが盛り上がったことは、言うまでもない。

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  • プロジェクトリーダーを務めたソナーポケット
  • 大阪会場の様子
  • 東京会場の様子

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