ジャズシンガーの綾戸智恵が14日、東京・渋谷Bunkamuraでミュージカル『カム・フライ・アウェイ』の来日記念ライブ＆トークショーを行った。同ミュージカルでは、伝説の歌手フランク・シナトラの歌声が多数使用されている。綾戸は同歌手について「『シナトラが綾戸さんの音楽の始まりですよね』ってよく言われるけど、当時はただかっこよかったっていう憧れで、ヒーローだっただけ。仮面ライダーと変わらない」と思いを明かした。

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　同ミュージカルは、シナトラの歌声と生バンドの演奏に合わせ、ダンサーたちがニューヨークのナイトクラブに集う4組の男女の一夜を表現。シナトラの「マイ・ウェイ」や「ニューヨーク・ニューヨーク」といった名曲のほか、新たに見つかった未発表音源など30曲あまりが使われている。

　海外公演を観に行った経験のある綾戸は「カレーにアイスクリームを入れてタバスコを振った感じかな。ミスマッチな考えだったけど、シナトラサウンドが1つにまとめてしまってるんですよ」と独特な表現で称賛。「どこが良かったって、全部としか言いようがない。盆踊りよりクリスマスより楽しいパーティになると思う。参加できない人が一人もいないミュージカルです」とアピールした。

　ミュージカル『カム・フライ・アウェイ』は渋谷Bunkamura オーチャードホールにて7月24日（火）〜8月12日（日）まで上演。その後関西公演も控えている。