人気ロックバンド・L’Arc〜en〜Cielが25日（日本時間26日）、米ニューヨークの名アリーナ、マディソン・スクエア・ガーデン（MSG）で日本人初の単独公演を成功させた。U2、ビヨンセら数々の世界的大物ミュージシャンがライブを行ってきた同会場で1万2000人を熱狂させたボーカルのhydeは「ここに来るまでに20年かかった。また会えるよね？」と感慨深げに再会を約束した。

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　全編英語でMCを行ったhydeは冒頭、「What’s up New York！L’Arc〜en〜Ciel in Madison Square Garden！」とあいさつ。初の日本人バンドとして大舞台に立つ名誉を口にし、最高のショーを見せると観客に誓った。

　最新アルバム『BUTTERFLY』収録曲を中心に、新旧ヒット曲も惜しみなく演奏。さらには「CHASE」「XXX」の英語バージョンも初披露した。ニューヨークで数多くのセレブリティーのヘアメイクを担当するKaren C. Bishopを起用し、スタイリッシュな髪型とメイクでも魅了したhydeをはじめ、Ken（G）、tetsuya（B）、yukihiro（Dr）は、アジアツアーとは一味異なるパフォーマンスで観客を圧倒していた。

　hydeは終演後、「今までのライブの中で一番覚悟が違った。きょうは戦いの日で、日本の旗を持ってきてライブをした気分だった」と振り返り、tetsuyaは「トラブルもあって課題が残るところもあったけど、もう1回MSGに挑戦したい」と今後の野望を語った。

　本公演決定当初は、約5000人を収容するシアターでの開催が予定されていたが、チケット申し込みが殺到したことを受けて約2万人収容可能なアリーナ会場に変更。現地のファンのみならず、ブラジルやチリなどからも足を運んだ熱狂的なファン1万2000人が集結した。

　この模様は日本国内の映画館27館でも同時生中継。月曜日の午前中にもかかわらず合計1万5000人のファンがリアルタイムで感動を分かち合った。

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