米4人組バンド、ホット・シェル・レイが、洋楽アーティスト史上初の試みとして、CD付公演チケットを発売することが明らかになった。米国から世界へ人気を拡大しようとする平均年齢23歳の若手バンドが、新たな施策でブレイクを目指す。

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　5月9日に日本デビューを飾るホット・シェル・レイは、国内盤『ホワットエヴァー』（1890円）と6月の初来日公演のチケット（前売券3800円）をセット販売。個別に購入すると5690円のところが、同時購入で約37％割引され4300円に。公演当日券単体（4500円）よりも低価格で購入できる施策を打ち出した。

　さらに同時購入特典として、公演当日に会場で行われるハイタッチ・イベント参加券を封入。アーティスト絵柄入りのデザインチケットを発行し、優先入場できるなど「CD購入によって、初来日公演が何倍もお得に楽しめる内容」（関係者）を盛り込んだ。同チケットは、タワーレコードとHMVのオンラインショップおよび一部店舗、ぴあ、イープラス、ローソンの各プレイガイドで予約販売される。

　ホット・シェル・レイは、ライアン＆ジェイミーのフォレセー兄弟、ナッシュ（米人気ドラマ『glee』のサム役、コード・オーバーストリートの兄）、イアンの4人からなるポップ・ロックバンド。2011年に米4大音楽賞の一つ『アメリカン・ミュージック・アワード』ではファン投票で「最優秀新人賞」を獲得。30公演を超す初の全米ヘッドライン・ツアーは完売続出となり、テイラー・スウィフトとのオーストラリア・ツアーも敢行した。

　初来日公演は6月14日に大阪・心斎橋JANUS、17日に東京・渋谷SOUND MUSEUM VISIONで開催。メンバーは「僕たち全員が思い出せないぐらい前から行きたかった国だから、すごく興奮してるよ。日本でパフォーマンスするのはもちろん、本場のお寿司や日本文化を体験したり、たくさんのファンのみんなに会えるのも楽しみ。“カワイイ”以外にも日本語をもっと覚えなきゃね。みんな“アイシテマス”」とメッセージを送っている。