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【紅白リハ】千昌夫、被災地の故郷へ向け「いつもと違う『北国の春』歌う」

 歌手の千昌夫が29日、東京・渋谷のNHKホールで『第62回NHK紅白歌合戦』のリハーサルに臨んだ。故郷の岩手県陸前高田市が東日本大震災で被災し、これまでいろいろな支援を行ってきた千は「いつも歌っている『北国の春』とは違う、被災地への想いを込めて歌いたいと思います」と神妙な面持ちで語ると、「暗くならないように歌で明るく、来年も頑張りましょうという気持ちで」と意気込んだ。

 津波の被害から免れた陸前高田の一本松が話題となったが、「今、元気がない。地盤沈下がひどくて、ぬかみその中に根を張っている状態。『一本松』という歌を歌っているけど、被災地と心がつながれば風化させないひとつのきっかけとなればと思って歌っています」と故郷の被災地について語った。今後も被災地でコンサートを行うなど支援を予定しており、「被災直後は全国の皆さんからいろんなご支援をいただいた。でも何か月か経つと自分たちの生活も大変だし、そういう気持ちも薄れてしまう。全国から私のコンサートに集まっていただいて、被災地の話を聞いて欲しい」と訴えた。

 『第62回NHK紅白歌合戦』は「あしたを歌おう。」をテーマに31日午後7時15分から11時45分まで放送(途中、午後8時55分から5分間のニュース中断あり)。これまでの対戦成績は紅組28勝、白組33勝。

『第62回NHK紅白歌合戦』のリハーサルに臨んだ、千昌夫 (C)ORICON DD inc.

『第62回NHK紅白歌合戦』のリハーサルに臨んだ、千昌夫 (C)ORICON DD inc.

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