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センチメンタル・シティ・ロマンス、25年ぶりの新作に吉永小百合からメッセージ

 今年結成38周年を迎えるロックバンド、センチメンタル・シティ・ロマンスが10日に、25年のオリジナルアルバム『やっとかめ』を発売した。活動休止をせず、ミュージックシーンの第一線で活躍するロックバンドでは、日本で最もキャリアのあるバンドとして、様々なアーティストからリスペクトされている彼らの久々の新作だけに、各方面から注目が集まっている。

結成38周年を迎えるロックバンド、センチメンタル・シティ・ロマンス

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 名古屋出身の彼ら、通称“センチ”は、1975年、細野晴臣(YMO)プロデュースのアルバム『センチメンタル・シティ・ロマンス』でメジャーデビュー。爽やかなウエスト・コーストサウンドと、完璧なコーラスワーク、日本の情緒を湛えたメロディーとが融合して、叙情的なロックで独自のポジションを築いていった。中野督夫(Vo&G)、細井豊(Vo&Key)、告井延隆(Vo&G)の3人を中心に、何度かメンバーチェンジを重ね、現在は野口明彦(Vo&Dr)、瀬川信二(B&Cho)を加えた5人組。

 それぞれのメンバーの演奏技術の高さもあって、これまで、岡林信康加藤登紀子伊勢正三中島みゆき竹内まりや薬師丸ひろ子ら、数え切れないほどのアーティストのレコーディングやライブに参加してきた。センチとしてはライブを中心にマイペースな活動を続けており、昨年12月に日本武道館と大阪城ホールで行われた、竹内まりやの約10年ぶりのワンマンライブでも、オープニングアクトを努め、そのプレイは大きな歓声を集めた。

 そんな彼らの25年ぶりのアルバムは、制作期間約7ヶ月と、納得いくまでじっくり時間をかけ練り上げられ、“盟友”竹内まりや、小坂忠の他に浜野謙太(SAKEROCK)という若手ミュージシャンも参加し、豪華な内容になっている。

 先日3日にMt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASUREで行われた、『やっとかめ』発売記念ライブには、竹内や浜野がゲスト出演し、観客を沸かせた。またこのアルバムを聴き、メンバーの告井が手がけた、原爆投下の日のことを描いた楽曲「8月」に感銘を受けた女優・吉永小百合からもコメントが寄せられ、10日からセンチのホームページ上で公開されている。

 『やっとかめ』は名古屋弁で「本当に久しぶりだね」という意味で、久しぶりだが、そこには変わらない、38年間愛され続けているセンチの音とメロディーが詰まっている。

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  • 25年ぶりとなるアルバム『やっとかめ』ジャケット写真

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