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水樹奈々インタビュー 心を裸にしたい!テーマは“自分を解放しよう!
2年連続紅白出場など、声優アーティストの枠を越えて華々しい活躍を続ける水樹奈々が、1年2ヶ月ぶりとなるシングルを2枚同時リリースする。自ら出演もするアニメ『DOG DAYS』のオープニングテーマ「SCARLET KNIGHT」と、『第31回高校生クイズ』応援ソングとなった「POP MASTER」。ロングランのツアーも控え、彼女の新たな記念碑となりそうだ。
女神様のイメージで曲の世界にダイブ!

――もう1曲の「SCARLET KNIGHT」は、『DOG DAYS』のテーマ。アニメ主題歌は数多く作詞していますが、作り方の鉄則みたいなものはあるんですか?
【水樹】
 脚本は最終話まで読ませていただいて、そのなかで共感したことや、伝えたいことを自分なりに感じて。キャラクターの気持ちだけでなく、作品を自分の目線からも観て考えていきます。どちらかに片寄り過ぎず、どちらの気持ちもバランスよく融合させるように気をつけています。

――今回の曲でいうと?
【水樹】
 登場するキャラクターが、物事に真っすぐにぶつかって行く人ばかり。真っすぐ素直でいることは、簡単そうで難しいじゃないですか。大人になるほど「これを言ったらどうなる?」とか頭でいろいろ考えて、素直になれない場面が本当に増えるので。でも、傍にいる人に伝えるべきことは、ちゃんと自分の言葉で言わなきゃいけない。そういうことが書けたらいいなと思いました。

――それで「守ることがありますか?」とか、カギカッコの問い掛けが多いんですか?
【水樹】
 自分自身に問い掛けたり、大事な人に問い掛けたり、聴く人のシチュエーションで、どちらにも感じてもらえるように。

――歌う上では、アニメのテーマ曲ならではの部分はあります?
【水樹】
 どの曲を歌う時も、いつもニュートラルな状態です。ただ曲の世界にダイブする感じ。この曲は、女神様をイメージしながら歌いました。やさしさのなかにある強さ。強いだけでなく、みんなを包み込むような愛情。いろいろな表情が出ているかもしれません。

――『DOG DAYS』だと、女神といえばミルヒ、女性でKNIGHTというとレオが浮かびますが。
【水樹】
 そうなんです!ふたりの姿も思い浮かべながら、いつも見守ってくれる存在で、大事な人を守るために傍にいるKNIGHT。PVもそういうイメージで撮りました。スカーレットのドレスに剣と盾を持って凛と立つ騎士と、真っ白な服に身を包みみんなの笑顔を取り戻すために祈るシスター。守るもののために戦う姫と祈る姫。そのふたりの想いが重なる歌詞とリンクしたPVです。

――本当にカッコイイ曲になって。
【水樹】
 タイトル通り、凛々しくカッコイイ映像になりました。

――ただアニメ序盤だと、この世界で行われている戦(いくさ)が、シリアスなのか楽しいのか、トーンがよく分からなくて(笑)。
【水樹】
 誰も傷つくことのないスポーツ的な戦いだから、とても爽やかでハートフルな作品です。でも、後半戦にはいろいろな事件も起きたり……。ミルヒとレオが敵対関係になった理由も明らかになって、曲ともシンクロしてくると思います。

ようやく自分の安全装置が外れた感じ

――今回の2枚のシングル両方とも「鼓動は止められない」的なフレーズがありますが。
【水樹】
 たまたまなんですけど、「ストレートな想いを伝える」「自分を解放しよう!」ということを、どちらもテーマにしたくて。心を裸にするというか。それで、どうしても入れたいフレーズでした。

――奈々さんは衝動で動くタイプ?
【水樹】
 ではないです(笑)。逆に考え過ぎて、動けなくなっちゃうことがよくあって。タイミングを逃がすことも……。「あれを買っておけば良かった!」みたいな小さいことから、大きいことまでいろいろと。たまには気持ちの赴くまま動いてもいいと、自分を奮い立たせる意味も込めています(笑)。とくにライブのステージに立ったら、考えていると動けなくなるので。それに気づくまで、すごく時間がかかりました。

――ステージで考え過ぎちゃうことも?
【水樹】
 ありましたよ〜。自分のなかでいろいろ考え過ぎちゃって、ビデオを観ては「はぁ……まだまだ固いな」という繰り返し。安全面は気をつけつつ、自然に体が動くサプライズ感や生だから生まれる衝動を大事にしたい!って思えたのが、ここ2〜3年です(笑)。

――そんな最近でしたか(笑)。
【水樹】
 そうなんです(笑)。「いいのかな?いいんだ!行くぞー!!」とだんだんなってきて、ようやく自分の安全装置が外れた感じです。

――5月から始まるツアーは“水樹奈々史上最長”をうたっていますが。
【水樹】
 めちゃくちゃ嬉しいです!夢の47都道府県ライブへ向け、今回はその第一歩を踏み出せたと思います。岡山とか石川とか、今まで訪れたことのない場所も入っています。

――3ヶ月間、平日は声優活動、週末はライブになるわけですよね。「POP MASTER」では<生真面目もいいけれど たまにはね、ひと休み>と歌いつつ(笑)。
【水樹】
 あはは(笑)。でも、友だちとおいしいものを食べに行って、おしゃべりするだけで発散になるんです。スケジュールが詰まると「早く家に帰って寝よう」とか引きこもりがちになりますけど、そういうときこそ、なるべく外に出たほうが元気でいられるので。ツアー期間中は、いろんな人とごはんを食べに行くことになりそうです(笑)。

――デザートまで食べて帰ってくる?
【水樹】
 ツアー中は体も引き締めモードに入らないといけないので、それは終わるまで我慢します(笑)。どのステージも最高に楽しい時間になるよう、フルパワーで行きますっっ!!

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(文:斉藤貴志)

RELEASE
SCARLET KNIGHT

SCARLET KNIGHT
水樹奈々
発売日:2011/04/13[シングル]  価格:\777(税込)
キングレコード 品番:KICM-1335
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POP MASTER

POP MASTER
水樹奈々
発売日:2011/04/13[シングル] 価格:\777(税込)
キングレコード 品番:KICM-1336
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RELEASE
PROFILE

水樹奈々
1980年1月21日生まれ、愛媛県出身。
1998年に声優デビュー、2000年に歌手デビュー。以降、声優、アーティストとして幅広く活躍し、絶大な支持を獲得していく。
2009年6月、アルバム『ULTIMATE DIAMOND』が声優初の週間アルバムランキング1位を獲得。
2009年12月、『NHK紅白歌合戦』に声優として初の出場を果す。
2010年1月、シングル「PHANTOM MINDS」が声優初の週間シングルランキング1位を獲得。
2010年12月6日、自身初のアーティストブック『ナナ☆スタ』を発売。 【購入はこちら】
2011年4月、シングル「SCARLET KNIGHT」「POP MASTER」を同時リリース。

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