“音楽トレンド創出オーディション”グランプリは“あさぎーにょ”、「新しい音楽の届け方もまだまだある」
最終審査イベントではユーザーの意見もリアルタイムでステージに表示
また、7月から10月にかけて無料動画サービス「GYAO!」、音楽チャンネル「MUSIC ON! TV(エムオン!)」にて、ファイナリストに密着した音楽リアリティ番組『Feat.ソニーミュージックオーディション』が放送されるなど、さまざまなメディアを通し、オーディションの経過をリアルタイムで共有できる施策も。さらに最終審査には、ファイナリストに対するポイント審査に加え、スマートフォンを使って来場者が評価を伝えることができる新システム「WAVY proto.」を使った投票審査を導入。「WAVY proto.」では、“いいね”、“かわいい”、“かっこいい”といったユーザーの意見をリアルタイムで表示し、臨場感を演出した。
5組のアーティストが個性的なパフォーマンスを披露
2番手は“ニート系シンガー・ソングライター”を名乗る男性アーティストSUKISHA。オーディションでは3分以内の短い楽曲を大量に発表し、ジャンルレスな才能を示した。なかでも最新のキーボードSeaboardを使ったオリジナル曲が話題に。最終審査ではファンクテイストの「4分半のマジック」、ソウルフルなバラード「恋する幽霊」を披露し、楽曲の良さを訴求した。
4番手に登場したのは、プロデュース、作曲、パフォーマンスなど、メンバーの得意分野を活かした音楽集団・夜中出社集団。オーディション期間中は毎週木曜の22時に新曲を配信。社会風刺を取り入れた歌詞、ダンサブルなサウンド、イラストや“カラオケ風”などのMVによって注目を集めた。この日が初ライブだったという彼らは、エンターテインメント性の溢れたステージを展開し、会場を沸かせた。
音楽の“届け方”も含めた新挑戦、新たなカルチャーの誕生にも期待
最後に本オーディションのプロデューサー梶望氏が「既成概念を覆してこそ新しいカルチャーが生まれるのだと感じています。今回、ファイナルまで残られたアーティストのみなさまは、次のカルチャーを作っていくポテンシャルのある方ばかり。我々がオーディションを主催しているというよりも、彼らと一緒に走って勉強させていただいたという感覚のほうが強いように思います。今回の経験で得た知見をもとに、これからさまざまな新しいカルチャーを生み出すことを目指していきます」と総括した。