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自然なままの自分で迎えたデビュー20周年 新曲「孔雀の純情」と共にさらに輝き広がる川野夏美の歌世界

 日本クラウン創立35周年記念新人としてデビューした川野夏美が20周年を迎えた。新曲は孔雀の羽根をモチーフに、恋を失くした悲しみを歌う「孔雀の純情」。また1つ彩りを加えた彼女の歌世界。それは今後、どんな風に広がっていくのだろう。

“天然”なのではないかという疑惑については全力で否定させていただきます(笑)

  • 川野夏美「孔雀の純情」

    川野夏美「孔雀の純情」

──いつも笑顔で穏やかな印象で、焦ることなく一歩一歩を重ねてこられたように感じます。
川野 もっと急いだ方がいいのに、と思っている方もいらっしゃるでしょうけど、まさに一歩一歩、マイペースで活動させていただいてきました。その分、周りの風景も楽しんでこられたかと言うと、うーん…?ていう感じです。

──不安や迷いが邪魔をしたとか?
川野 確かにそういうものもありましたけど、割とのんびりしているので、見ておくべき景色を見逃していたことに、通りすぎてから気付くこともあったりして…。

──意外にうっかりしていることが多いとか。
川野 私の母が、とてもしっかりしたところと、信じられないような失敗をする部分を合わせ持った人で、こういう人が“天然”と言われるんだろうと思っているんですけど、母に比べれば、私なんて全然“天然”じゃないので、大丈夫だとは思っています(笑)。

──デビューの頃から爽やかさや健康的な印象も魅力ですから、100%フレッシュ、イコール“天然”のイメージを打ち出すのもありかもしれません。
川野 それでは、本物の“天然”に失礼です。それに、私自身はけっこうしっかりしているつもりですので、私が“天然”なのではないかという疑惑については全力で否定させていただきます(笑)

──わかりました。ご本人は断固否定ということで(笑)。では、川野さんは自分のことをどんな人だと考えていますか。
川野 しっかりしたところもあるけれど、周りの方に助けていただかないと困ることも沢山あって…、あ、やっぱり母に似ていますね(笑)。とにかく、いろいろな性格が同居しているような感じかも知れません。

──意外性がある方が面白いし、川野さんの歌手活動にも、それは通じていると思います。
川野 ムラがあるとか…。

──いえ、多様性があるということです。
川野 その言い方、いいですね(笑)。でも、確かにデビュー曲の「あばれ海峡」と2曲目の「白いフェリーの船長さん」だけを取っても、かなりキャラクターが違っていて、どっちが本当の川野夏美?っていう感じはあったと思います。担当のディレクターさんが、次はどんな展開をするのかという興味を持ってもらえる歌手にしたいということで、意外な2曲目になって、それには反対も多かったそうなんですが、今になると、私自身がいろいろな歌を歌っていこうという意識を持てたという点で、とてもためになったと思います。

頑張るというのは、人に見せるものではないと思っています

──いろいろなタイプの歌を歌ったことで、さまざまなキャラクターを演じる力が磨かれ、演歌系も歌謡曲路線もしっかり表現できるようになったんですね。
川野 しっかりできているかどうかはわかりませんけど、どんな作品でも無理をしないでその歌の世界に入ったり、主人公に心を重ねたりできているつもりですので、磨かれたもののおかげだとすれば、そういう経験をできたことがとてもありがたいです。

──その「無理をしないで」というところは大事で、川野さんは歌っても話しても「苦労しました」とか「頑張ってます」なんて感じさせることがありません。自然な印象も魅力だと思います。
川野 頑張るというのは個人的なことなので、人に見せるものではないと思っています。それでも時々、歌やおしゃべりに“頑張ってます感”が出すぎたんじゃないかなんて反省することがあります。

──特に初期の川野さんには明るく元気で、細かいことは気にしないようなイメージがありましたが、実際は物事をとても繊細にとらえて考えるタイプの人ですよね。
川野 そんな風に言っていただくほど繊細かどうかは…(笑)?

──川野さんのような職業に就いていると、自分をどう見せて、どのように聴いてもらうかを考えることはとても大事で、同時に微妙な問題でもあると思います。その辺りはどう考えていますか。
川野 例えば、オーラとかタレントパワーなんて言われるようなものは必要だと思うんですけど、私自身はいつも等身大でいたいという気持ちが強いです。だから、一生懸命応援してくださるファンの方には、とてもありがたいと思いながら、こんなに普通の私にそこまでしてくださっていいんですか?なんて思ってしまうこともありました。自信は持たなきゃいけないと思っているんですけど、それで調子に乗ってしまう自分を見たくないという気持ちもあって。でも、ここ数年の間に、きっとファンの方は私自身には見えない私のいいところを見つけてくださっているんだと考えて、自分を認められるようになってきました。

──芸能界という特別な場所で才能や素質を存分に発揮するためには、ある意味で調子に乗る必要もあると思います。
川野 確かに私はそういう場所で活動していますけど、その前に1人の人として自分のことを考えるんです。たぶん、歌手であるよりもその意識の方が強いですね。

──そういう人が、よく20年になろうとする年月を、ペースを乱すことなく歌い続けてこられましたね。
川野 ホントですねぇ…(笑)! 自分でも、こんな感じで20周年を迎えちゃっていることに驚きます。マイペースで歌ってこられたのは本当にありがたいんですけど、20周年にはもっと立派な感じになっていたり、箔が付いていたりするものかと思っていたので。

──立派な感じや箔がほしかった?
川野 いや、そういうのは私には合わないんだと思います、たぶん。

自分の可能性を信じたい

──では、理想の歌手像は?
川野 おばあちゃんになっても「ガハハ」って笑いながらステージに立って、大きな声で歌っている人になりたいです。

──いいですねぇ! 笑顔で歌っているイメージはとても似合いますが、その時の川野さんがどんな歌を歌っているかも楽しみです。
川野 それは私も楽しみです。今まで歌ったことがないようなものを歌える自分の可能性を信じたいし、可能性があるならそれを引き出す努力をしていきたいと思います。今、20周年の節目に「孔雀の純情」を歌っている自分に、私はとても自然にたどり着けたと思っているんですけど、これが完成形ではないので、これからもいろいろな作品を歌いながら、川野夏美というものを創り上げていけたら嬉しいです。

──「あばれ海峡」「紙のピアノ」「悲別〜かなしべつ〜」など、幅広いレパートリーを持つ川野さんですから、表現の可能性は孔雀の羽根のように多彩なはずです。楽しみにしています。
川野 ありがとうございます。「孔雀の純情」では、作詞の喜多條忠先生が「人は誰でも一度、孔雀のような恋をする」っていうキャッチフレーズを作ってくださったんですけど、自分の心を広げて、キラキラと輝くように生きた恋の記憶を歌っています。切ない歌なんですけど、たくさんの方に共感していただけると思うので、この歌も川野夏美という歌手の羽根の1つとして大切に歌っていきます。

──それでは最後に、公演のご予定を。
川野 6月24日に地元・大分の津久見市民会館、10月8日に大阪のエルおおさか、そして11月30日に東京・浅草公会堂でコンサートを開きます。皆さま、どうぞお出かけください。お待ちしています!

(文:寧樂小夜)
川野夏美 オフィシャルサイト(外部サイト)

提供元: コンフィデンス

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