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流行りモノ調査隊 流行りモノ調査隊
#030 今週の急上昇キーワード(更新日:2008/02/12)
○○の品格
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今回の調査内容
あなたは何冊読んだ?【○○の品格】本
『女性の品格』VS『腐女子の品格』
緊急座談会☆『キャバクラ嬢の品格』
“真にモテるお金持ち”「洒落金男(リッチーノ)」の品格とは?
継続は“オヤジの品格” なり――56才の新人ロッカー・橋本ひろし
“真にモテるお金持ち”「洒落金男(リッチーノ)」の品格とは?
岸田一郎
岸田一郎
1951年大阪府生まれ。編集者、株式会社KI&Company 代表取締役社長兼CEO。『Begin』『LEON』など数々の人気雑誌を手がけた。「チョイ不良(ワル)オヤジ」という流行語を生み出した『LEON』の編集長を5年間務めた後、2006年8月に主婦と生活社を退職、新たに「KI&Company」という出版社を設立。2007年3月に月刊の新雑誌『zino』を創刊した。
今の時代だからこそ求められるオトコの品格とは?

  いまどきの品格のある男性像の一つとして、「洒落金男(リッチーノ)」が注目されている。

  「チョイ不良(ワル)オヤジ」という流行語を生み出した岸田一郎氏が、新たに作ったライフスタイル誌『zino』やウェブマガジン『@zino』で提唱。「単なるお金持ちじゃなくて、女性にモテるお金持ちになりましょう」というコンセプトで、ターゲットは年収2000万円以上の富裕層とか。

調査隊:品格ある「洒落金男」の条件とは?

洒落金男 ひと言で言うと、「リッチを誇るな、センスで光れ」ですが、具体的な条件としては、以下になります。

□年収や資産などで区切られる金持ちであることを自慢しない(=リッチを誇るな)
□自身のこだわりを追求し、新しい価値観で消費活動をしたり物事を判断する(=センスで光れ)
□仕事も恋もアグレッシブに行動する(=結果的に自ら資産を形成しモテる)
□自分らしくゆとりを持って消費を、自分を、人生を楽しむ
□ファッションや美容など、自身の見た目に気を使う
□新たな友人作りに積極的でパーティーなどにも参加
□チャリティに楽しみながら参加している(アクティブリッチの動き)

調査隊:これは大変!でも、洒落金男が増加中とか。

zino
洒落金男 IPO長者やデートレーダー、外資系ビジネスマン、などの「成金」型長者をはじめ、晩婚化による「可処分所得リッチ」や、気に入ったものには徹底的にお金を遣うという「一点豪華リッチ」、「夫婦とも稼ぎリッチ」など、今までの概念とはまるっきり違う「新リッチ」層が台頭していきています。

調査隊:お金持ちって、高価なものを並べておけばいいじゃないかと勘違いしがちなイメージがありますよね。センスはいまいちで。

洒落金男 今の世の中、モノや情報があふれかえり、物事の取捨選択が難しくなってきています。そんな中、「新リッチ」層は、こだわりの購買意欲を満たすための、確かな選択眼と従来にない発想(=新たなウォンツ)を求めています。

調査隊:品格のある男性像の一つとして、「洒落金男(リッチーノ)」が注目されるのはなぜだと思いますか?

洒落金男 「自分に合うものを選びたい、はずしたくない」というコンシェルジュ願望と、お金では買えない「ゆとりある満足」や「感情」を満たしたい、という気分の表れとも言えます。また、「自分もあんな風になりたい」という「新リッチへの憧れ」層のお手本になるという側面もあるのではないでしょうか。

調査隊:仕事も遊びも、装いから恋愛にいたるまで、自分のスタイルを持ち、先を見て行動もでき、センスで光る。それが、今一番かっこいい、品格のあるオトコなのかもしれない。
継続は“オヤジの品格” なり――56才の新人ロッカー・橋本ひろし
橋本浩
橋本浩
1952年長野県生まれ。本名・橋本浩。プリント配線基製造大手のキョウデンをはじめ、『SHOP99』『大江戸温泉物語』なども経営する企業グループの代表。橋本ひろしの名でロックミュージシャンとしても活動、2007年6月にアルバム『たまるか たまるか たまるか』でソロデビュー。毎週金曜に東京・六本木のライブハウスに出演中。5月10日には、渋谷C.C.Lemonホールでのライブも決定。
公式サイトはこちら>>
50才を過ぎてから音楽活動をはじめ、2007年6月にコロムビアミュージックエンタテインメントよりアルバム『たまるか たまるか たまるか』でCDデビューした“新人ロッカー”橋本ひろし。体型はメタボリック気味だが、身なりや振る舞いは洗練されていて、自作の詞を、語りかけるように歌う姿は、格好よいと感じさせる。それは、つまり「品格が備わっている」ってこと!?

橋本 「品格!?当たり前よ。20代の男より、実は50代の俺のほうが女の子にモテるんだから。腹も出てるし、結婚もしているし、体も疲れている・・・、でも何かこの人素敵、と思ってもらえるのがオヤジの品格よ」

  56才の新人ロッカーの正体は、年商3000億円の企業グループのオーナー。長野県の田舎町から身ひとつで事業を立ち上げ、長崎屋や九九プラス(『ショップ99』を運営)など異業種を次々に傘下に収めてきた。お台場の日帰り温泉施設『大江戸温泉物語』の経営にも携わる。ビジネスに成功した超セレブでありながら、毎週金曜日にはステージに立ち、感情をむき出しに、汗まみれになって歌っている。本気。

橋本 「品格って、結局、説得力なんじゃない?説得力がなければ、商品だって売れないし、社員だって動かない。音楽について俺はズブの素人だけど、ライブにお客さんが来てくれる。最初は仕事の義理や紹介で来てくれた人でも、リピーターになってくれるっていうのはね、今日まで生き抜いてきた生き様にもとづく説得力があるからだと思うんですよ。自分の人生で、どれだけ自分を磨いてきたか。だから、今すぐオヤジの品格を持てといっても無理ですよ。冗談じゃない、オヤジの品格は一朝一夕では構築できないんだから」

 人間は年をとるほどに、肉体は衰え、心は保守的になるが、プライドは高くなる。そんな“災い”さえもうまく活用して、幸せになるようにするには、自分を磨いて説得力を身につけていくしかないと、橋本氏は語る。

橋本 「生きる、生きるってことよ。自分の人生にNOと言わない。俺は、嫌なことはチャンスだと思って絶対やることにしていた。若いうちは、浅く広く、好奇心旺盛に興味を持ったものはかじっておくといいよね。お金や時間の余裕ができてから、深めることもできるし。それが年をとる素晴らしさだと思うの。18才から40才までで22年間でしょ。人生80年とすれば、その倍以上のオヤジの時間が待っている。オヤジになった時に品格のないやつは人生を楽しめなくなる。難しいのは、継続するってこと。ビジネスだって、人間関係だって、続けるっていうのは大変なことだし、人の上に立てば立つほど、孤独だし。そんな自分の心の叫びを、歌にしているんですよ」

  「品格」は、生きてこそ作られる。「品格」を考える前に、もっと真摯に「生きる」ことを感じなければならないのだろう。
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