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THE BAWDIES『全国全県ツアーで誕生した新曲を語る! C/Wには甲本ヒロトが参加』

エモーショナル且つ穏やかな、ミッドテンポのサウンドが心地よい表題曲「THE SEVEN SEAS」を収録した最新シングルが11月20日にリリースされる。カップリング曲も含め、THE BAWDIESならではの魅力が満載の1枚だ。

ロックンロールの素晴らしさを提示する1曲

  • 完全生産限定盤は、オリジナル絵本仕様

    完全生産限定盤は、オリジナル絵本仕様

――「THE SEVEN SEAS」は、THE BAWDIES史上初となった全国全県ツアー中に制作されたそうですね。
ROY(Vo&B)そうです。1月にリリースした『1-2-3』っていうアルバムは「ロックンロールってこうですよね?」って全力投球した真っ直ぐな作品だったので、それを伝えるツアーも力を最大限に注いでいました。でも、そういう状況の中で楽曲を作ってみようと思った時、なかなか作れなかったんですよ。だから僕の心がもうひとつあると仮定して、「楽曲を作るためだけの部屋がある」と考えることにしたんです。「この部屋に入っている時だけは、ツアーのことは考えないで楽曲作りに専念していい」と。そう思うようにしたら力が抜けて、完成したのが「THE SEVEN SEAS」です。
JIM(G)「THE SEVEN SEAS」って、僕はいわゆる「You」っていう対象への曲とはまた違う感じもしていて。もっと大きい対象への気持ちが入っているというか。ラブソングとしての懐の深さを感じます。
MARCY(Dr)綺麗な曲ですけど、ただ単に「いい曲」っていうだけじゃない。「せっかくTHE BAWDIESがやるならどうアレンジするか?」っていう部分ができた曲にもなったと思います。

――ギターの音もすごく良いですよね。イントロを聴いた時点でグッと来ます。
TAXMAN(G)イントロはアコースティックの12弦ギターと普通のエレキの6弦ギターの音を同時にかぶせて鳴らしています。そうすることによってこの曲が持っている広い世界観、包み込むような部分をサウンドで表現できると思ったので。

――CMソング(デジタル一眼レフカメラ『PENTAX Q7』)にもなりましたけど、どんな感想を抱いています?
ROY嬉しいですね。そういうのって大切だと思っています。音楽を自分から掘り下げることが特にない人にも聴いてもらえると思いますし。僕らは高校生の時にTHE SONICS(ザ・ソニックス)っていうバンドに衝撃を受けたんですけど、たまたまCDショップで流れていたから出会ったんですよ。僕らの曲もCMとかで流れた時に、聴いてくれた人の何かが変わるかもしれない。そういうきっかけになってくれたらいいなと思っています。僕らの根底にあるのって「俺らの音楽ってカッコいいでしょ?」ってことじゃないんです。「ロックンロールっていうこんなに素晴らしい音楽が地球上には存在する」ってことにたくさんの人に気づいてもらうことの方が重要なんですよね。

(甲本)ヒロトさんのハープが最高なんです!

  • (左から)JIM、TAXMAN、MARCY、ROY

    (左から)JIM、TAXMAN、MARCY、ROY

――カップリングの2曲目「1-2-5」もそういう切っ掛けになるはずですよ。The Haunted(ザ・ホーンテッド)が1966年にリリースした曲のカバーだそうですね。
ROYはい。ソウルミュージック、リズム&ブルースのカバーをやることは今までにたくさんあったんですけど、ガレージも僕らのルーツなんですよね。そういう音楽の魅力を伝えたくて、今回この曲をやることにしました。

――甲本ヒロトさんがブルースハープで参加してくださっていますけど、最高の音ですね。
JIMすごかったんですよ。ヒロトさんの話する?(ROYに問いかける)
ROY俺がする?
JIMうん。俺はその後を受けるから(笑)
ROYじゃあ行かせてもらいます(笑)。これの原曲がなんでカッコいいかというとハープ。ハープがフックでありサビなんです。でも、普段ハープを吹いているメンバーがいないから、「誰かにお願いしようかな?」と。そこで浮かんだのがヒロトさんでした。この楽曲を熟知していて、愛情を持って吹けるのは、僕らが知る限りヒロトさんしかいないと。それでレコーディングの当日を迎えたんですけど、特に打ち合わせとかをするわけでもなく、同じ音楽を愛する同志として「最近こういう7インチを買って……」とか10分くらい話をしました。その間にアンプとかの準備が終わって、そこで初めてヒロトさんの方から「原曲を大切にしながら僕なりに吹くよ」っておっしゃったんです。それで吹いてくださった1テイク目が今回のこの音なんですよ。めちゃめちゃすごくて。

――1テイク目にして、あの音を鳴らされたんですね。
ROY「どう?」って聞かれたので、僕らは「最高です!」と。それで、「じゃあいいの? バイバイ」と、ヒロトさんは30分も滞在しないで帰っていきました。その伝説がこの楽曲には入っています。だから僕らのカバーがどうこうではなく、「伝説が入っているので、それを確認してください」っていう気持ちでいっぱいです。

――JIMさん、補足することは?
JIMまったくないです(笑)。この音は音楽への愛情と、「続けてる」っていうことの説得力なんだと思いました。
TAXMAN「カッコいい」っていう言葉で片付けるのももったいないくらいカッコいいんですよ。思い返せば思い返すほど、「すごいもの見ちゃったな」という感覚になります。
MARCY音を聴いて笑っちゃうってあんまりないですけど、ヒロトさんがブースに入って試しに1フレーズを鳴らしただけで、すご過ぎて笑っちゃうくらいの衝撃でした。

――こういうサウンドが入った作品が、こうして世に出るって素敵なことですよ。
JIMありがとうございます。嬉しいです(笑)

――THE BAWDIESって、ロックンロールの魅力をものすごい数のリスナーに間違いなく届けていると思います。
ROY僕らもそうだったんですけど、若い人には「古くさい」じゃなくて、新鮮に映るみたいです。ロックンロールが生まれた頃って今みたいに機械を使うんじゃなくて、人間のエネルギーで熱を伝えるしかなかったんですよね。そういう音楽をやっている僕らを若い人はもちろん、ロックンロールを知っている上の世代の方々にも伝えていきたいです。来年は結成10年、デビュー5周年っていう節目なんですけど、さらに伝えていけたらいいですね。

――今後のご活躍も期待しています!
ROYあと、12月にEli“Paperboy”Reed(イーライ“ペーパー・ボーイ”リード)っていうアメリカの最高のソウルシンガーを日本に呼んで一緒にツアーをやるんです。彼は僕らと同世代なんですけど、サザンソウル、ディープソウルをものすごくマニアックに突き詰めて自分で表現していて。僕らは5年以上前から彼を勝手にライバル視しています(笑)。言葉は悪いけど「いつか勝負したい」と思うくらいリスペクトをしていました。この時期にこの人のライブを観られたって、後々財産になると思います。だからぜひいろんな人に観に来て感じてほしいです。
(文:田中大)

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