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Czecho No Republic『話題の5人組バンドがメジャーデビュー!』

ドリーミーでポップな音楽性で人気急上昇中のCzecho No Republic(チェコ・ノー・リパブリック)が、アルバム『NEVERLAND』でメジャーデビュー! おとぎの国を冒険しているかのような魅力溢れる今作の話を中心に、ボーカル&ベースの武井優心に話を聞いた。

自分の頭にある音楽を具現化してくれるメンバーが揃った

――武井さんがこのバンドを始めた時、そのポップな音楽性に驚いたんです。以前居たバンドは、結構ストイックなロックバンドでしたよね。
武井優心このバンドを始めた時は、歌も完全に素人でしたからね。Czecho No Republic(以下:チェコ)になって、初めて曲も作ったし。当初は、「自分の作る曲って、わかりやすくて良いメロディーかも……」とは思っていたけど、ポップな曲という意識はまったくなくて。で、最初にそれをバンドで演奏したものを聴いた時に、「これ、むちゃくちゃポップ、いやポップを超えて可愛いじゃん」って気づいたんです。そんな中、周りからは「USインディっぽい」とか言われ出して。本人はまったくそんな意識ないのに(笑)。でも、いつの間にかそれが自分たちのスタイルになっていましたね。

――「USインディっぽい」っていう例え、すごくわかります。チェコの音楽性ってポップで可愛いんだけど、ちょっと変態なところがありますもんね。
武井1stアルバムを作った時に、“おもちゃ箱をひっくり返した音楽性”とか“キラッとしたポップス”みたいな表現をされたんですけど、その時に、「俺らの武器ってこれじゃない?」って自覚しましたね。カラフルで楽しいポップスというか。とはいえ、キチンと鋭い部分も持ってますよ。

――その後も、メンバーチェンジをしていくごとにキラキラ度が増していった印象があります。
武井今のメンバーの凄いところって、自分が勝手に作ったものでもキチンとバンドサウンドとして具現化してくれるところなんです。なので、この5人だからこんな音楽をやろうというよりは、僕がわがままに作って投げたものを表現できる技術やスキルを持つメンバーが集まってくれたって感じかな。以前はメンバーのレベルに合わせて制限していたところもあったけど、今はもう完全に頭の中で鳴っている音や音楽をみんなに共有してもらってます。

楽しくキラッとしている部分をあえて全面に出してみた

――ニューアルバムはチェコの代表曲と新曲がブレンドされた内容ですね。
武井最初は全曲新曲でもいいかなと思っていたんです。だけどここから僕たちを聴き始める人もたくさん出てくると思うんで、やはり過去の強い曲やライブでの鉄板曲も交えて、入口としては最高の1枚にしたくて、この選曲になりました。今、聴き逃してほしくない曲もたくさんありますからね。

――リメイク曲も以前のテイストを踏襲しつつ、幅や深みを加えている程度に抑えているのも印象的でした。
武井曲をガラッと変える必要はないと最初から思っていて。以前の作品で弱かった部分を補う程度のリメイクに抑えました。アレンジ等よりは、わりと録り方にこだわりましたね。

――かなり奥行や広がりも増しましたもんね。
武井今の5人がライブでやる感じが上手く作品として成立してると自分でも思います。

――あと、チェコのポップな部分を凝縮して収録した感もあります。
武井楽しくキラッとしている部分をあえて全面に出してみました。一番チェコとしてわかりやすい部分というか。なので自分たちのことを知ってる方が聴いたらきっと、「これだよ、これ!!」ってなると思いますよ。

――新曲もすごくいいですね。
武井リード曲の1曲目「ネバーランド」は、実はこのアルバム制作の最後に出来た曲なんです。最初のリード曲の予定は「MUSIC」だったんですけど、この曲も大好きだけどプロデューサーさんと一緒に作った曲ということもあり、純度100%の自分たちじゃないところが引っ掛かかってて。で、まだ曲を作る時間もあったんで、速攻「ネバーランド」を作ったんです。曲を持っていったら満場一致で、この曲をリード曲にしよう! と。だけど、この「ネバーランド」があるおかげで、次の「MUSIC」も新たな強さが表れたかなと。

――アルバムタイトルも『NEVERLAND』だし。
武井これ、メジャーの一発目としては、すごく景気がいいタイトルだと思いません?

――非常に思います。それから、あとの新曲3曲もすべてアクセントが違いますね。
武井そうなんです。これらがあることでポップな中にもバラエティさを兼ね備えられたかなって。すごくバランスの良い1枚になったと思います。

――ちなみに、既存曲はどんな基準で選曲したんですか?
武井周りのスタッフも交え、みんなで決めていきました。その方が客観性も出てくるし。自分たちでも候補曲を見て、自分たちのイメージに改めて気づいたところもあったし。

――では、そんな今作の聴きどころは?
武井どの曲も良いメロディーで構築されてるし、サビもキチンとあるんで、今の音楽シーンの流行とは違うところがあるかもしれないけど、ぜひ聴いてほしいですね。ホントいい曲揃ってますよ。

――最後にチェコにとっての“ネバーランド”を教えて下さい。
武井自分たちのライブ会場かな(笑)。ここでは大人も子どもも一緒に楽しめるんで、みなさんぜひ!! 会場でお待ちしてま〜す。
(文:池田スカオ和宏)

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