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子ども時代のアイスは「特別なご褒美だった」…溶けてなくなる“儚さ”に命を吹き込むアイスアートを作り続ける制作者の想い
溶けたら凍らせて…制作時間は毎回3時間「彫りながら食べることもできるのも、アイスアートの魅力の一つ」
アイスアートっ子溶けてしまったり食べてしまったりする“儚いデザート”のアイスだからこそ、質感や色を最大限に生かし、細かい部分にもこだわって忠実に再現して作ることを心がけています。しかし、やはり彫っていると溶けてくるので、一度に最後までは作りきれません。「少し彫ったら冷凍庫で凍らせて、固まったらまた続きを彫って…」という工程を何回も繰り返しながら作っています。
アイスアートっ子基本的には大枠はスプーンで削り、細かい部分は竹串で彫って、アイスは食べながら進めています。3分ぐらい彫っていると柔らかくなってくるので、一度冷凍庫に戻して30分以上経って固まってきたらまた続きを彫って…を複数回繰り返しています。制作時間だけだと平均30分くらいで、凍らせる時間も含めると3時間ぐらいは毎回かけています。手間と時間がかかるアートですが、だからこそクオリティを高めることで達成感と愛着に繋がります。そして、最終的には美味しく食べることを心がけているので、色をつけるために使うアイテムも、一緒に食べて美味しいジャムやチョコなどで作るように気をつけています。
――アイスアートっ子さんが考える、アイスアートの魅力とは?
アイスアートっ子溶けてきたり、最終的には食べてしまったりする儚さがあるからこそ、アイスアートをすることで命を吹き込み、違った形でアイスを堪能できるところです。アイスの質感の特性上、自由自在に細かい表現ができる点も魅力です。スプーンと竹串があれば作れるので、火などを使わずに気軽に安全にできるアートでもあります。あと、彫りながら食べることもできるので、作る過程でもアイスを味わえるというのも魅力の一つだと思います。
――今後はどのようなフードアートに挑戦してみたいですか?
アイスアートっ子アイスアートで色んなキャラクターを制覇したいので、まだ作っていない「ジブリ」や「サンリオ」のキャラクターを作ってみたいです。アイス以外のフードアートでは、SNSでおにぎりアートを見て興味が湧いているので、挑戦してみたいと思っています。