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Awesome City Clubが初めてのAirbnb体験 シークレットライブを完全レポート

 「暮らすように旅ができる世界」の実現を目指すAirbnb(エアビーアンドビー)。そのAirbnbを人気アーティストのAwesome City Clubが実際に利用し、旅のなかで得たインスピレーションを音に乗せておくるLIVE『THE LIVE HOUSE』が9/4(月)に開催された。今回このLIVEには、3組6名のファンも参加! 「浦島太郎伝説」も残るその地で、Awesome City Clubはどんな音を奏でたのか? そして彼らの息吹を間近で感じたファンはどんな想いに浸ったのか? 彼らの旅とエクスクルーシブ(限定的で唯一)なそのLIVEの模様を、動画&スペシャルコメント&密着リポートでお届け!!

「再生」がテーマのリスティングを訪問!彼らの“RISOKYO(理想郷)”がそこに!?

 「架空の街 Awesome Cityのサウンドトラック」をテーマに、テン年代のシティ・ポップをRISOKYO(理想郷)からTOKYO(東京)に向けて発信する男女混成5人組Awesome City Club。8/23(水)に新曲入りベストアルバム『Awesome City Club BEST』をリリースした彼らが向かったのは、香川県某所にあるリスティング(宿泊施設=“おうち”)だ。瀬戸内海が一望できるその地の近くには、浦島太郎が子供たちから亀を助けた伝説が残る丸山島のほか、“日本のウユニ塩湖”とも呼ばれる父母ヶ浜など、知る人ぞ知る名所が点在している。
 この“おうち”のホストは、香川の観光基本計画策定委員も務める真鍋さん。「空いている部屋やお家」と「泊まりたい人」をつなぐプラットフォームAirbnbに登録をしたのは去年の3月。素朴ながらに風光明媚なこの地に、「ガイド」と「食」を掛け合わせた会社も手掛けている。真鍋さんは「ここでは、来ていただいた方の“本来の自分を取り戻す”をコンセプトにしています。地元の食材をご紹介し、食べていただくのですが、まず“食”は自分の本来の体に戻すもの。また宿泊施設には時計を設置していません。時間や仕事を気にしないその人本来の姿を思い出していただければ」と語る。
 真鍋さんはAirbnbの魅力のひとつを、「サイトで登録していただいたゲストとその日からメールでコミュニケーションが始まる。何をしたいか、何を求めているか…。お客さんのパーソナリティの断片を会話によって知ってから、“おうち”でお会いするので、初対面ではありながらも、すでにそこに関係性が出来ている。これはとても特徴的」と挙げる。またAwesome City Clubと会って話した感想について「風景を見たり、私と話すうち、彼らは『この旅でどんなインスピレーションを受けるだろう?』という話を始めたんです。これはミュージシャンならではの発想だな、『面白いな』と感じました」と、その出会いが“新鮮”であったと回顧している。
 これこそがAirbnbだからこそ発せられた言葉だろう。そこには一般で考えられるホスト〜ゲストの関係性はない。どちらか一方や、ホストが一方的におもてなしをしたりするのではなく、互いはあくまで同じ地平に立っている。それは里帰りした子供や家族と、実家のご両親といった立ち位置にも似て、だがもちろん初対面であることが多いので時には刺激も与え合う。「来訪者」と「地元の人々」という“役割”が外れ、そこには一個人としての人間と人間の“対話”が存在しており、それが波及して、その地域一帯に、そこへ訪れた人たちを「いつかどこかで会った友人」のような近しさにするコミュニケーションも発生していく。

徒競走や鬼ごっこも!? 浦島太郎伝説の地で初心を取り戻すAwesome City Club

 Awesome City Clubの面々がまず感動したのは、眼前に広がる瀬戸内海! この“おうち”には瀬戸内海側に大きな広い窓がはめ込まれており、先程も述べたように、文字通り瀬戸内海を一望できる。ここでは部屋の鍵のキーホルダーを見て「かわいい!」とはしゃぐPORINの姿が。また米酢やフルーツ酢の「仁尾酢」の醸造所では、atagiやPORINが「(酢の匂いが)かなり来る!」と笑顔で悶絶(?)し、マツザカタクミも同調するように興奮、ユキエは「でも(雰囲気に)あたたかさを感じる」、モリシーも「俺はこの匂い好きだ」と思い思いの楽しみ方をしていた。中でも普段と違う一面を見せたのはatagiだ。この体験で酢の醸造に興味を持ったようで、しきりに工場の人に質問を。マツザカも「(ほかにも)地元の人からインゲンをもらったatagiが、なんとなくそのおじさんと喋りだしたりして(笑)。atagiがあんなに知らない人と話すとは知らなかった」と述懐している。おそらくAirbnbの旅でなければ、こうした観光スポット以外の場所に訪れることもなく、atagiのこの一面が開放されることもなかっただろう。

 キャンプや海水浴も出来る無人島の蔦島に向かった際には、渡航前に「元祖たこ判 小前」で名物・たこ判を全員で賞味。これは大判焼きサイズの具だくさんのたこ焼きのようなもので、彼らは舌鼓を打ちつつ、店員やお手伝いをしている小さな男の子と談笑。また蔦島に向かう船の中でも地元の男性が連れた可愛らしい女の子にメンバーも笑顔で触れ合うなど交流を重ねた。旅を振り返ってマツザカは、「僕たちもLIVEが終わった瞬間からただの一般人に戻る。今回、Awesome City Clubというラベルが外れたメンバーを見たのがすごい良かった。それも(Airbnbの)旅だからじゃないですかね」と話す。つまりAirbnbの旅は、メンバー同士の“ボーダー”や垣根も取り除いたということなのかもしれない。
 このほか松波海道を見渡せる絶景スポットである「高屋神社」、丸山島の浦島太郎伝説の軌跡などを体感したAwesome City Clubだが、これらの経験で、特に彼らがアツく語ったのが、“日本のウユニ塩湖”と呼ばれる父母ヶ浜だった。ここで集合写真を撮影したのだが、これについてatagiは「メンバーとはいつも一緒にいるけど、そこでは見られない皆の笑顔が見られた。こっ恥ずかしいけど。これが青春なのかな(笑)」とコメント。さらには自発的にメンバー同士の鬼ごっこや徒競走も始まり、ユキエは「(こんなの)初めて。おかげで筋肉痛に(笑)」と笑顔。マツザカが「意外に俺が一番早い」と話すと、PORINは「私は2位だった」と誇らしげ。負けじとatagiが「2位は俺だったでしょ!」とツッコむなどテンションはマックス。彼らはLIVEを前に、のびのびと自分たちを解放していた印象があった。

 さらには、ボールの投げ合いではモリシーが「まさかメンバーに思い切りボールを投げつける日が来るとか…。(人を)遠慮なくさせるよね、いいことだよ」と感慨深げ。海をバックに全員でジャンプする写真なども撮影し、「皆で走ったあとのテンションが上がって肩を組んだときの『オッケー!』って気持ち、いいよね」と。そのはじけるような笑顔を見て、“開放”された心の扉から、大量の刺激が体内に流れ込んでいるのだろうと想像した。Airbnbの旅で見た風景、会った人々、その交流、会話内容が、彼らの芸術性を、そしてこの土地に住む人々の心をも“豊か”にしているのかもしれない。

青春を謳歌中!? メンバーの新たな顔を目撃!!

 彼らが語った旅の感想で共通しているのは「この旅を経験したからこそ、メンバーの新たな一面が見られた」だった。後に「日々のデトックス、循環が大事。それが出来た。また笑顔で頑張れそう」と話したPORIN。そして「デビュー前の自分たちを思い出した」とユキエ。彼らが“サイセイ”され、初心を取り戻した音が奏でられるシークレットライブが遂にスタートする!

“おうち”の庭で感動LIVE。ファンとの想いも交錯し、そこは“竜宮城”に!?

 舞台は“おうち”の瀬戸内海を見渡せる庭。日が暮れていくなか、招かれた3組6名のファンを前にAwesome City Clubのサウンドが響き始める。演奏されたのは『青春の胸騒ぎ』『4月のマーチ』『Vampire』『Don’t Think, Feel』『ASAYAKE』の5曲。Awesome City Clubとファンとの距離は僅か数メートル。もちろん、Awesome City Clubはステージ上ではなく、ファンと同じ地平で演奏をしている。
 背景となる海には、浦島太郎伝説の丸山島の姿。その絶景をバックに大好きなミュージシャンの、大好きな曲が奏でられる。もしかしたらこの瞬間、Awesome City Clubにとってもファンにとっても、ここは“タイやヒラメが舞い踊る”、“竜宮城”であったかもしれない。LIVE後、ファンのひとりは「夢だったんじゃないかと思っている。幸せ」と回顧。ほか「背景が、海が絵のようで、時間を経てうつろいゆく中、とろけるような感覚があった」との感想や、「この距離だと音楽だけじゃなく人間味も伝わってくる。曲が素敵という以上に、“この人たちが作ってるから”という人となりや、息遣いが伝わってきた」などのコメントもあった。“竜宮城”を“RISOKYO”としたAwesome City Club の特別なLIVEとなった。
 このLIVEには香川出身のファンも参加。Awesome City Clubから「仁尾酢」体験を聞いたそのファンは、「香川出身なのに、その有名な酢のことを知らなかった。県外から来た方が香川県に興味を持ってもらい、私の知らないことを教えてくれる。それでますます地元が好きになりました」とうれしげ。またAwesome City Clubを好きになったきっかけを直接伝える光景があったほか、PORINがAwesome City Clubに入る前から好きだったというファンは、その想いを打ち明ける姿も見られた。
 ちなみにファンたちもAirbnbを利用してこのLIVEに参加。アーティストとそのファンがここまで“近く”なれたのは、それぞれがAirbnbの旅を体験したからかもしれない。“暮らすように”この地を体験し、同じ空気を共有したからこそ、全員が“竜宮城”の一員になれたのかもしれない。この後、ファンたちはそれぞれが交流しつつ、宿泊する“おうち”へと帰って行った。これについてファンのひとりが「LIVEだけだったらアーティストとの、その瞬間だけ。Airbnbの旅で宿泊して、プラスアルファの感動や思い出が増えたことが大きかった」と語っていたのが印象的だった。
 LIVE終了後、マツザカは「静かだし、虫の声も聞こえるし。今日ここでしか出来ないLIVEが出来た」と感想を語った。PORINは「お客さんとあんなに近い距離で演奏するのは初めて。マイクを通さない演奏も新鮮だし、メンバーがリラックスした表情をしていたのもうれしかった」と。モリシーは付け加えて「家族や友達に向けて演奏してるみたい(笑)」。ユキエは「生音は不安でしたが、皆がこういうサウンドを出しているんだという発見があった」。atagiも「生音をいい感じに届けるよう工夫した。とても楽しかった」とそれぞれがLIVEについて振り返った。

Airbnbの旅でさらに強まった仲間との絆。atagi「本当の旅ができた」

 この旅で、真鍋さんの“おうち”に宿泊したのはPORINとユキエ。メンバーの新しい一面としてPORINは「ユッキー(ユキエ)が、こんなにお姉さんっぽいっていうのを初めて知った」と告白。ユキエは「うれしい」と笑い、「この旅を通して、Awesome City Clubというタグを外して素直に喜ぶメンバーの姿が見られた」とコメント。また「私は月が好きで、自分が書く曲には必ず月が登場する。今回この“おうち”から見た、この土地の月の曲が書けそう」と意欲も示した。
 atagi、マツザカ、モリシーの男3人は、別の“おうち”に宿泊。atagiはマイロット持参で朝4時まで夜釣りを楽しんだようだが、「毒のある食べられない魚しか釣れなかった」と頭をかく。マツザカとモリシーは“おうち”で酒宴。モリシーは、ギターを弾いたりするなか、マツザカが突然「すごい俺に向けて歌ってくる(笑)」と明かし、マツザカも「そういうのあんまなかったね」と照れくさそう。2人は朝のバルコニーで共にモーニングコーヒーも飲んだようで、メンバーからは「夫婦みたい!」とのツッコミも飛んだ。
 おそらくAirbnbの旅でなければ、彼らのこの笑顔もなかっただろう。始終笑顔で、朗らかに、和やかに進行したLIVE後のインタビュー。実際atagiも、そのインタビュー内で「ツアーでいろいろな所に行くが、地方都市だと東京の町並みと変わらない。旅って本来そうじゃないと思う。ずっとしていなかった本当の旅をしたというのが率直な意見」と語っている。その新鮮な体験が、彼らの笑顔を生んだのだ。あなたは、彼らが語る、この“本当の旅”をこれまでに体感したことはあるだろうか? 出逢った人々の笑顔や温もり、息遣いは、ただ通り過ぎていくだけのものではなかったろうか?
 “おうち”のホスト・真鍋さんとのコミュニケーションから生まれた今回のAwesome City Clubの旅。マツザカは「この旅が原風景となって、“この瞬間のもの”があふれる曲を作りたいとなったときの、皆の共通言語が出来た」と語っている。また「普通の旅では、その場の空気を味わいたい、住んでいるように宿泊したいのに、宿泊地が都市部にしかないことで、その土地から離れて宿泊することを余儀なくされる。そんな不満を抱えている人にもAirbnbはいいのではないか」とも話した。
 また地元の人と話したり、野菜や果物をもらうまでにその街に溶け込んだatagiは「都市部以外ということで釣りスポットから近い“おうち”があることもそうですが、Airbnbの“おうち”には、料理が出来る環境があるものがある。僕は個人的に釣りが好きなので、その環境は最高だと思う(笑)」と無邪気な表情を。もちろん釣りについても地元の人たちと相談したそうで「ここじゃダメ。あまり釣れないから違う場所で…などアドバイスももらったり」と照れくさそうに笑った。
 旅をしたい人のさまざまな要望にも応えてくれるAirbnbの旅。だがそれも、ホストや地元の人々との交流がなければ、“外から来た人”の視点を免れ得ない。同じ地平に立ち、同じ視点で体感した経験だからこそ、彼らの素の笑顔が生まれたのであり、そして彼らとファンの関係のみならず、メンバー同士でもAwesome City Clubというタグが外れた音楽がLIVEで奏でられた。彼らがこの旅で得たのは、人と人、土地と土地の“ボーダー”を感じさせない、より普遍的でより多くの人に届くサウンド。今後のLIVEでもそのサウンドが溢れ出してくるのだろう。
 Airbnbの旅なら役割や垣根のない交流で、その土地に住む人々が、あなたを豊かにしてくれ、そしてその地に住む人々も心が豊かになるという、定番の観光とは一味違う満足感や幸せが得られるはずだ。Awesome City Clubのように旅をした地に深く潜り込み、あなただけの楽しみ、あなただけの特別な場所を是非、Airbnbの旅で見つけて欲しい。

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(文:衣輪晋一)
Sponsored by Airbnb

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