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【連載番外編】記者が見たSMAPの真実 PART2 〜中居正広と木村拓哉の素顔〜

 長年SMAPを取材してきたライターが、彼らの功績、そして真実について綴る連載企画。第3弾となった『SMAPきょう25周年 記者が見た5人の真実』に続き、PART2として番外編をお届けする。今回は中居正広、木村拓哉の素顔について。SMAPのツートップといわれる2人の言動は、どうしても注目を集める。様々な報道が飛び交うが、ここでの彼らの“素顔”もまた、確かに偽りのない姿。彼らの人間性の一端が垣間見れるはずだ。

尊敬すべき人間性であり、かつクレイジーである5人

 憶測や伝聞ではなく、取材現場で見たSMAPの姿を伝えたい。その一心で、グループとしての彼らの現場での印象と、私自身が強く心が動かされたエピソードをまとめた記事を、9月9日のデビュー記念日にアップした。次は、メンバー5人の取材時や収録現場での様子について描写してみようと思う。

 ここに挙げたのは、たいせつな思い出のほんの一部だけれど、SMAPのメンバーをインタビューしたり、現場での様子をレポートする中で、いつも、彼らの中にある優しさと深い人間性に触れられたような気がしたものである。5人が5人とも、人として尊敬できる。でも、小さくまとまらず、それぞれがはみ出したクレイジーな部分も内包している。まさにFIVE RESPECTで、CRAZYで、True Loveを感じさせてくれる彼らなのだということを。

中居正広 解散騒動の渦中にも関わらず、他人を思いやれる心根

 今年1月、SMAPには何度も表紙に登場してもらったエンタメ誌『オリスタ』(オリコン発行)の休刊が決まった。3月に入ると、最終号になんとかSMAPのメンバーに登場してもらおうと、編集担当が取材スケジュールを調整していた。校了ギリギリのタイミングで特番の収録現場に潜入できることになったものの、取材時間は収録後に様子を見ながらの短い時間、他誌との合同取材だった。通常のインタビューに加え、最終号ということで一言だけでも休刊についての言葉をもらわねばならず、それについて正直私は気が重かった。「お疲れ様」とか「お世話になりました」「残念です」といった、ありきたりなコメントになることが予測できたからだ。

 しかも収録は長引き、セット裏で彼の取材ができたときは、夜中の2時をまわっていた。番組に絡めた質問が一巡したあと、思い切って、「あの、3月末をもって休刊することになりまして……」と切り出してみた。すると、それまでは冷静なトーンで淡々と質問に答えていた彼が、「うん? なに、どうしたの?」と、目を丸くしてこちらを見た。まるで大人が泣いている子供をなだめるような柔らかくてあたたかい声だった。話題を突然切り替えることに対するためらいも、瞬時に察してくれたようだった。自分たちだって大変なのに、この人は本当に他人のことを思いやれる人なんだ。優しいなぁ。大きいなぁ。そんな風に感じて、胸がいっぱいになった。

“正解がわからないから学びがある”“終わったわけじゃない”

 時代の変化についてどう思うか、という質問には「正解がわからないから学びがある。正解がわからないから面白い」と語り、休刊についても「終わったわけじゃないと思うので、またいつか帰ってくることがあるかもしれないし。そのときはまたお話を聞いてもらえたらなと思います」と、目を見ながら丁寧にコメントしてくれた。

 その3ヵ月前、12月に表紙で登場してもらったときは、「どんな番組も、中居正広個人としてではなく、“SMAPの中居正広”としてやっている」という発言もあった。彼の発する“SMAP”とか“SMAPさん”という言葉の響きが好きだ。それがどんなきっかけでも、どんなタイミングでも、まるで最愛の人を呼ぶような、慈しみが感じられるから。

 “正解がわからないから学びがある”“終わったわけじゃない”という言葉には、彼の生き様そのものが表れている気がする。

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