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(更新: ORICON NEWS

コスプレイヤー・えなこ、コスプレは“愛” ジャンルとして定着させたい

 2000年代の深夜アニメブーム以降、「コミックマーケット」などのイベントの人気の高まりとともに、“コスプレイヤー”が注目を集めるようになっている。そんな中で、テレビなどのメディア出演や海外イベント出演、さらにはCDデビューするなど、日本を代表するコスプレイヤーのひとりとして人気をあつめているのが、愛知県名古屋市出身のえなこだ。ORICON STYLEでは、引退を経て、昨年、コスプレ復帰を果たした彼女にインタビュー。コスプレイヤーとしてのルーツや実態について聞いた。

記念すべき初めてのコスプレは『涼宮ハルヒの憂鬱』のハルヒ

――今日はゲームの収録でしたけど、普段からゲームはお好きなんですか?
えなこ たくさんプレイしてます。ゲームセンターもよく行きますし、家庭用ゲームでも遊んでます。私、音楽ゲームが好きで、特によくゲームセンターに置いてあるコナミさんの「REFLEC BEAT」シリーズが好きなんですよ。それでずっとプレイしていたら上達しすぎて、ついにはゲームに私が歌った曲が収録されることになっちゃいました。

――家庭用ゲームは何をプレイされてるんですか。
えなこ 「モンスターハンター」や「バイオハザード」シリーズですね。あと、スマートフォンゲームでは今日プレイした『白猫テニス』にハマっています。もうゲームが自分の生活の一部になっていて、夜更かししちゃうことも多いんですよ。やればやるほど強くなっていくのが楽しいんですよね。

――本日の衣装は何かキャラクターの衣装なんですか?
えなこ 今日は私がモデルを務めているブランド「プリュムルーナ」新作の赤ずきんワンピースです。

――えなこさんの雰囲気によく似合っています。もともとコスプレを始めたきっかけは何だったのでしょうか?
えなこ 私が中学生の時、ちょうどTVアニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』が放送されていて、深夜アニメが全盛期を迎え始めた時期だったんですけど、『ハルヒ』を観てアニメにハマったんですよ。そんな時に偶然、私の親友がオタクで、さらにコスプレイヤーだということが発覚して。その子に「良かったら一緒にコスプレしてみない?」ってコスプレイベントに誘われたのがきっかけでした。最初にコスプレしたキャラクターは「涼宮ハルヒ」でしたね。

――まだ中学生だったわけですけど、コスプレをして人前に出ることに抵抗感のようなものはなかったのでしょうか。
えなこ 確かに、一番最初はちょっと恥ずかしさがありました。その頃は今ほどオタクが受け入れられているとは言い難い状況でしたし。でも、味方(親友)が一人いるっていうだけで嬉しかったし、イベントにはオタク、コスプレイヤーとか自分の仲間しかいないので、実際に行ってみたらそれほど気にならなかったですね。

――コスプレイヤーさんはメイクも凝ってますけど、中学生だと、衣装はもちろん、メイク自体手探りですよね。
えなこ そうなんですよ。中学生でメイクも全然したことがなかったから、目の下に変なアイライン引いちゃったりとか、クマみたいになっちゃったりして。衣装も今でこそ自分で作ることができますけど、その頃はウィッグとか衣装の種類も少ない時代で、しかもお金もないし、製作できる知識もない。数少ない衣装を探し出して、注文していました。

ブレイクのきっかけは『ラブプラス』のコスプレ

――本格的にコスプレの道を極めてみよう、と思ったのはいつごろからだったんですか。
えなこ 高校2年生の時に、初めて東京の「コミックマーケット」に参加したんです。コナミさんから発売されている恋愛ゲーム『ラブプラス』のヒロインのひとり、高嶺愛花ちゃんのコスプレをしたんです(コスプレイヤーのくろねこ、五木あきらとともに“合わせコスプレ”で参加)。そしたら、それが「美少女コスプレイヤーがいる!」みたいな感じで、ネットで話題になって。そこが始まりでしたね。

――その頃はすでに「えなこ」という名前で活動されていたのでしょうか? お名前、どんな由来があるんですか。
えなこ 私、小学生の頃からパソコンを持っていて、もともとインターネットが好きでサイトを作ったりしていたんですけど、その時のハンドルネームが「みなづきえりな」だったんです。何か意味があるというよりは、単純に可愛いからとか、文字が良い感じだからとか、そういう理由で使っていたんですけど。その「えりな」が「えな」になって、最終的に「えなこ」になりました(笑)。

――コスプレのどんなところに魅力を感じていたんでしょうか?
えなこ まずは自分が大好きな作品のキャラクターになりきれるところですね。それから、写真でアニメの作品の世界を表現できるところです。例えば、自然溢れるロケーションのアニメだったら、実際に田舎に行って、そのキャラクターの衣装を着て撮影すれば、もうその世界が完成するんです。イベントでコスプレをしてたくさんの方に披露することも多いですけど、私はこういう作品撮りのほうが好きなんです。あとは、同じ趣味の仲間が増えるのも嬉しいですね。

――えなこさんは一度引退されて、昨年のイベントで復帰されたわけですけど、どんな心境の変化があったのでしょうか。
えなこ 本当は復帰するつもりはなかったんですよ。でも、ファンの方が名古屋のアルバイト先に通ってくれて、「復帰しないの?」って何度も聞いて下さって。ついに私が負けちゃったんですね。

――復帰以降、精力的に活動されてますけど、最近コスプレされた中で印象に残っているキャラクターはありますか?
えなこ 『To LOVEる -とらぶる- ダークネス』の黒咲芽亜ちゃんですね(名古屋で行われた『世界コスプレサミット2016』で披露)。実は彼女のコスプレをやるために、体重を8、9kg落としたんですよ。衣装がおなかや腕、足などの露出が高かったので、芽亜ちゃんをやるならこのおなかじゃダメだなって、痩せて、腹筋もつけて、肉体改造しました。コスプレ復帰してから事務所にも入ったので、プロ意識が出てきていて、意識が変わればやればできるんだなって思いました。

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