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100年前の明治神宮表参道にタイムトリップ! VRで進化する“学習スタイル”を体験!

2016年はVR元年。VR技術を使って現場の業務を変えようとする動きが拡大し始め、スマホアプリからゲーム、アトラクションやイベントなど、さまざまなコンテンツへの急速な広がりも見られている。その可能性に注目が集まる中、教育の現場でもその動きが活発化しているという。そんな中、KDDIがVRを活用した学習コンテンツをお披露目。学び方はどのように進化していくのか? 早速体験してみた。

あの『サザエさん』にも登場! 広がりを見せるVRの世界

  • 8月末に発売された、メガハウスのVR体験機『BotsNew VR (ボッツニューVR) 』

    8月末に発売された、メガハウスのVR体験機『BotsNew VR (ボッツニューVR) 』

 VRとは“仮想現実=バーチャルリアリティ”の略。「物理的には存在していないものを、本物と同等の本質を感じさせる技術」のことだ。概念自体が使用された歴史は意外と古く、例えば1982年に公開された映画『トロン』や、1999年から登場した映画『マトリックス』シリーズがそれで、これらは世界的に話題を集めた。

 ここ最近では、今年3月に来日したイギリスのエレクトリック・ミュージック・グループのアンダーワールドが、VRを活用し東京・渋谷で360度映像ライブストリーミングイベントを開催。また、長寿アニメ『サザエさん』(フジテレビ系)のオープニングにもVRゴーグルが登場したり(2016年4月〜7月)、今年の10月13日にはゲーム機『プレイステーションVR』が発売になるなど、ジャンルの垣根を超えて盛り上がりを見せはじめている。
 そんな中、電気通信大手のKDDIが、いのちの森主催の学生参加フィールドワーク特別講義「タイムトリップミュージアム『明治神宮表参道ケヤキ並木の100年』」プロジェクトの一環で、VRを活用した学習コンテンツを発表。

「タイムトリップミュージアム『明治神宮表参道ケヤキ並木の100年』」プロジェクト発表会の様子 (C)ORICON NewS inc.

「タイムトリップミュージアム『明治神宮表参道ケヤキ並木の100年』」プロジェクト発表会の様子 (C)ORICON NewS inc.

 本講義は、過去100年の明治神宮表参道の歴史とケヤキ並木の成長を、VRを活用したフィールドワークスタイルで受講するもの。“タイムトリップ”することで、各時代の雰囲気をリアルに体験できる新感覚の学習コンテンツとなっている。

子を持つ親代表 土田晃之&高島彩が語る“未来の教育”

 8月31日に行われたプロジェクト発表会には、4人の子どもを持つパパで家電芸人の土田晃之、今年5月に次女を出産した2児のママでフリーアナウンサーの高島彩が登場。それぞれが同学習コンテンツを体験した。高島が体験したのは、1920年〜1940年代の表参道。明治神宮完成に伴う表参道とケヤキ並木の誕生から関東大震災、戦争を経て復興にいたるまでの時代について学んだ。土田は、1950年〜1980年代。アメリカ文化の影響を受け、最新ファッションの発信地となった表参道の様子や、ケヤキ並木の保護活動などをVRで体感し、「なるほどね」としきりに首を縦に振っていた。
  • 少女のような笑顔でコンテンツを楽しんだ高島彩(C)ORICON NewS inc.

    少女のような笑顔でコンテンツを楽しんだ高島彩(C)ORICON NewS inc.

 同コンテンツを体験した高島は、「時間があっという間!」と大興奮。「臨場感があって、体験している感があるので内容も頭に入ってきますよね。これなら、子どもたちの心をキャッチして楽しく学べるはず!」と未来の学習スタイルに思いを馳せた。
  • “家電芸人”としても知られる土田晃之は、VRゴーグルにも興味津々(C)ORICON NewS inc.

    “家電芸人”としても知られる土田晃之は、VRゴーグルにも興味津々(C)ORICON NewS inc.

 土田は「読書感想文は大変だけど、VRの体験感想ならいくらでも書けそう。自分が学生の頃にこういったものがあったら人生変わっていたかもしれない。芸人にはならずにもっと効率よく稼げる仕事に就いていたと思いますよ(笑)」と語り、会場の笑いを誘っていた。

早速体験! 100年前の表参道の姿とは?

  • 表参道を歩きながら学習コンテンツを体験する、渋谷教育学園渋谷中学高等学校の生徒たち(C)ORICON NewS inc.

    表参道を歩きながら学習コンテンツを体験する、渋谷教育学園渋谷中学高等学校の生徒たち(C)ORICON NewS inc.

 プロジェクト発表会には、かねてから課外活動に積極的に取り組んでいる渋谷教育学園渋谷中学高等学校の社会科研究会の生徒たちも出席。イベント終了後、生徒たちと表参道を実際に歩きながら、このVR学習コンテンツを共に体験してみた。

 体験ポイントは、紹介される歴史の古さ順に、表参道交差点周辺、明治神宮交差点、表参道ヒルズ周辺。表参道交差点ではその黎明期が語られたが、高島も話していた通り、震災の揺れが非常にリアル! また、震災や空襲でも生き残ったケヤキが今も8本残っているらしく、その木の探索意欲もかき立てられた。
 土田も体験した明治神宮交差点周辺では、昔懐かしい“竹の子族”の紹介や、ファッションビル・ラフォーレ原宿誕生の瞬間を体感。最後のスポットとなった表参道ヒルズ周辺では、1990年〜現在が示され、1991年のクリスマスイルミネーションの発祥や裏原ブームの到来、表参道ヒルズの出現など、時代的にも既視感のあるストーリーが語られた。

生徒たちがVRで体感した各時代の表参道の風景 【1】<1920年〜1940年代>ケヤキの移植【2】<1920年〜1940年代>空襲で焼け野原になった表参道【3】<1950年〜1980年代>カルチャー発信の中心地へ【4】<1990年〜現在>高さ24mに成長したケヤキ

生徒たちがVRで体感した各時代の表参道の風景 【1】<1920年〜1940年代>ケヤキの移植【2】<1920年〜1940年代>空襲で焼け野原になった表参道【3】<1950年〜1980年代>カルチャー発信の中心地へ【4】<1990年〜現在>高さ24mに成長したケヤキ

  • 最新鋭の学習コンテンツを体験し、目を輝かせる生徒さん

    最新鋭の学習コンテンツを体験し、目を輝かせる生徒さん

 体験した生徒たちに話を聞くと、一様に夢から醒めたような表情ながら「面白い」と笑顔。「360度観察ができる。教科書の大事なところ以外の細かいところまで発見できる。世界旅行などが体験できたら、地理の勉強にもつながりそう」と期待を語った。また、「卓球部なので、プロ選手のラリーの速さを実感したい」「陸上部なので、選手の脚の回し方などを見たい」など、自身の興味に合わせたプログラムを夢想し、語りながらも自身の目で見る現実の表参道を改めて見渡していた。
 体験してみて、本当に歴史が頭にスッと入ってくるので、勉強も楽しくなりそうだなと感じた。土田も語った通り、「自分たちの時代にこれがあったら、今の人生が大きく変わっていたのでは」と嫉妬を覚えさえもする。さまざまな応用もできるだろうし、さらに通信も可能となれば、大金を使わずとも国境を超えて言語や文化の習得もできるかもしれない。まさに“時空”を超えるこの技術。VR元年と言われる2016年は、“教育変改”元年の2016年となるかもしれない。

(文:衣輪晋一)

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