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ZOO、TRFが築いた黄金期 今後のダンス&ボーカル戦国時代を制するのは?

 様々な形態のアーティストが割拠する音楽シーン。シンガー・ソングライターもバンドも魅力的だが、聴覚はもちろん視覚でも楽しめるのが、いわゆる歌って踊るダンスボーカルグループだ。これまでも、男性、女性、男女混合……と多くのグループが活躍してきたが、ここではそんなダンス&ボーカルグループの歴史を振り返り、2016年の音楽シーンに触れたい。今求められているのは、一体どんなグループなのか?

「Choo Choo TRAIN」「EZ DO DANCE」が音楽シーンに与えた衝撃

 日本の音楽シーンで、純然たるダンス&ボーカルグループとして新たな地平を切り開いたのは、やはりZOOだろう。その発端は、JR東海のCMで流れた大ヒットソング「Choo Choo TRAIN」。グルーヴィーにしてポップな楽曲、大人数のダンサーの迫力は当時の視聴者に衝撃を与え、売上はミリオンを突破。今のEXILEファミリーに脈々と受け継がれていることからもわかるとおり、ZOOがJ-POPシーンに与えた影響は非常に大きい。さらにもう1組、90年代を語る上で欠かせないのがTRF。「EZ DO DANCE」や「CRAZY GONNA CRAZY」などのヒットを飛ばし、シングル総売上枚数は実に1140.0万枚。歌と本格的なダンス、DJの存在など、これまでにないスタイルがお茶の間に浸透することとなった。

 そして、90年代後半にはDA-PUMPが活躍。2000年代に入ると、満島ひかりが所属していたことでも有名なFolder 5や、w-inds.、EXILE、AAAらが、2010年にはさらに三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBEもデビューしている。彼らが取り入れた音楽はユーロビート、ヒップホップなど違いはあり、その形態も男性グループ、男女混合と様々(男女混合チームのことを今ではAAA状態と呼ぶとか)。どんな形だとしても、コアユーザーだけではなく、一般視聴者に訴えるポップな音楽を生み出していることがヒットの理由。そこに本格的なダンスが加わることにより、華やかさはより際立つ。それは決してダンス好きのコアユーザーを対象とするわけではなく、多くの視聴者を魅了することとなった。

歌って踊るは当たり前、今求められるのはプラスアルファの訴求力

 そんな流れを経て、2016年。男性、女性、男女混合……と数多くのダンス&ボーカルグループが存在する今、新たに求められているのはどんなグループなのだろうか。本格的に歌って踊るグループ、というだけでは珍しさはなく、もはや“当たり前”の存在である。だからこそ、多くの注目を集めるには、プラスアルファの要素が重要だ。

 以下に挙げるのは、ここ3年でデビューした新星たちだが、それぞれが“プラスアルファ”の要素を持っている。ご当地アイドルが注目された今だからこその“地方密着スタイル”だったり、今時っぽくSNSの威力を取り込んでいたり。はたまた、他にはないボーカル力や能力、ドラマ性を持っていたりもする。それらの武器を手に、ダンス&ボーカル戦国時代ともいえる今、飛びぬけるのはどのグループか? これからの動向に注目したい。
ここに注目! 新世代ダンス&ボーカルグループ

PrizmaX ◆国際派ボーカルとキレのあるダンスが特徴

  • PrizmaX

    PrizmaX

  • シングル「UP UPBEAT」(ディスコ盤)発売中

    シングル「UP UPBEAT」(ディスコ盤)発売中

 超特急、DISH//らと共にスターダストに所属するダンス&ボーカルグループ・ PrizmaX。2013年にシングル『Mysterious Eyes/GO!』でデビューした彼らだが、母体となるグループが結成したのはそこから10年以上前の2002年。東京・代々木のストリートシーンから選ばれ、メンバーの入れ替えなどを経て、現在のラインナップとなった。全国各地でイベントを行い、じわじわと地道に動員数を増やしつつある。黒川ティムと森崎ウィンの2人のボーカルは、それぞれがサイパンとミャンマー出身という変り種。ラッパーの清水大樹、パフォーマーとして福本有希、島田翼という5人組だ。英語詞も自在に歌いこなす国際派ボーカル2人は、とにかく伸びのあるボーカルが特徴。そこにキレのあるダンスが加わり、見ても聴いても楽しめるグループとなっている。3月の『バズリズム』(日本テレビ系)オープニングテーマとなった「UP<UPBEAT」は、オリコン週間ランキング4位を記録。これまでにないディスコティックなサウンドとダンスで、新たな境地を感じさせてくれる。

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Da-iCE ◆顔面偏差値75グループ! 異なる魅力の2ボーカルにも注目

  • Da-iCE

    Da-iCE

  • シングル「パラダイブ」(初回盤A)発売中

    シングル「パラダイブ」(初回盤A)発売中

 メディア等で、“顔面偏差値75グループ”というキャッチコピーが話題となったDa-iCE。だが、もちろんその人気の秘密は、ルックスだけではない。2014年に「SHOUT IT OUT」でメジャーデビューした彼らが活動を開始したのは、2011年のこと。アカペラグループのボーカリストとして活動していた大野雄大、ソロボーカリストだった花村想太、ダンサーとして活動していた工藤大輝、岩岡徹、和田楓という5人が出会い、Da-iCEは始まる。彼らの魅力はなんといっても、安定したダンスと、大野と花村のボーカル力だろう。力強いハスキーボイスの大野、“女性の声帯を持つ”と言われるハイトーンボイスの花村と、2人の声の個性はまったく異なるが、双方4オクターブの音域を駆使して繰り出されるボーカルは、楽曲に深みを与えている。4月に発売されたシングル「WATCH OUT」は初登場3位で、昨年リリースしたシングルはすべてTOP5入り。7月20日にはニューシングル「パラダイブ」を控え、さらに来年1月には初の日本武道館公演も決定。人気、実力を兼ね備えた彼らの快進撃はもはや止まりそうにない。

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BOYS AND MEN ◆名古屋発の人気者! シングル2作連続1位も

  • BOYS AND MEN

    BOYS AND MEN

  • アルバム『Cheer up!』発売中

    アルバム『Cheer up!』(通常盤)発売中

 もはや全国区といっても過言ではない、名古屋発の話題のユニットボイメンこと“BOYS AND MEN”は、水野勝、田中俊介、田村侑久、辻本達規、小林豊、本田剛文、勇翔、平松賢人、土田拓海、吉原雅斗による10人組。歌やダンスはもちろん、芝居やミュージカルもこなし、東海地方ではテレビレギュラー16本以上を抱える人気者だ。もちろん音楽でも、シングル「BOYMEN NINJA」、「Wanna be !」が2作連続ランキング1位を獲得と、その勢いは止まらない。彼らの個性は、アピール上手な10人で繰り出される賑やかな歌とダンス。イケメンなのにコミカルさもあり、どうにも目を引く華がある。もちろん、バラエティで鍛えられたトーク力や、人気者となった今もイベントを多く開催し、ファンと交流を欠かさない親しみやさも魅力の1つだ。6月1日には約3年ぶりのアルバム『Cheer up !』を発売、ドラマ『白鳥麗子でございます』主題歌や映画『白鳥麗子でごさいます THE MOVIE』の主題歌などを担当する。一度見たら忘れられない、強烈なインパクトを残すボイメンに、今年も注目なのだ。

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XOX ◆“ジェンダーレス男子”とまん率いるおしゃれ集団

  • XOX

    XOX

  • 「Ex SUMMER」(通常盤)発売中

    「Ex SUMMER」(通常盤)発売中

 人気読者モデル・とまん、バトシン、志村禎雄、そしてオーディションで選ばれた田中理来、木津つばさの5人からなるXOX(キスハグキス)。読モ3人を擁するだけに、彼らの強みはやはりファッションとルックス、そしてツイッターフォロワー数計60万人超という、SNSとリンクした今どき感だ。2015年にシングル「XXX(キスキスキス)」でメジャーデビューを果たしたXOXだが、それ以前から写真集を出したり、『Girls Award 2015 AUTUMN/WINTER』にライブ出演したりと、10代から20代前半の女性を中心にファン層を拡大中。リーダー・とまんは“ジェンダーレス男子”としてバラエティ等で活躍し、知名度も抜群だ。5月3日に発売した2ndシングル「Ex SUMMER」では、ランキング6位を記録。とまんをはじめ、ピュアで透明感あるボーカル、そしてカワイらしさを併せ持つダンスで、これからもっと女性たちの心をキュンとさせてくれそうだ。

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MAG!C☆PRINCE ◆愛知・三重・岐阜発 息子にしたい!?フレッシュボーイズ

  • MAG!C☆PRINCE

    MAG!C☆PRINCE

  • 「Spin the Sky」(通常盤)発売中

    「Spin the Sky」(通常盤)発売中

 愛知・岐阜・三重3県のイケメンを募集した『NAGOYAボーイズ(仮)オーディション』から誕生したMAG!C☆PRINCE。グループ名の由来は、“M、A、G”が3県の頭文字、“!”が元気にする、“C”が東海3県を応援(Cheer)する、“☆”が愛知・三重・岐阜の男の子がスターを目指す、“PRINCE”が息子にしたいイケメンボーイズ、だそう。息子にしたい……というだけあって、平均年齢19.2歳という若さ溢れるグループだ。西岡健吾、永田薫、大城光、阿部周平、平野泰新の5人からなるMAG!C☆PRINCEは、個性豊かなメンバー(中でも平野は新体操全日本個人4位、高校総体優勝という驚きの経歴!)。それだけに、キュートで覚えやすい振り付けの中に、バック転などを取り入れたダンスも見どころ満載だ。そんな彼らだが、5月4日に発売した2ndシングル「Spin the Sky」は、ランキング2位を記録。同作のミュージックビデオの舞台である学校がまだまだ似合うフレッシュな彼ら、その成長が楽しみだ。

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『WEFUNK』 ◆次世代スターを探したい ストリートダンス業界で唯一のプロジェクト

  • ダンスプロジェクト『WEFUNK』

    ダンスプロジェクト『WEFUNK』

 次世代を担うダンサー、ミュージシャンが気になる人へ、ぴったりなダンスプロジェクトが『WEFUNK』。現在、ストリートダンス業界で唯一、ダンサーとミュージシャンによる生のライブを実現しているプロジェクトだ。もともとは学園祭の企画としてスタートした『WEFUNK』。昨年からは参加型イベントとして、学生やプロが出演する『WE COLLECTION』、小中学生が対象の『WE KIDS』、会社員などが参加する『WEEKEND HERO』をそれぞれ年2回行っている。今年1月には、全世代を対象とした『WEFUNK WORLD FESTIVAL』(Zepp Tokyo)を開催し、大成功を収めた。
 そして、この夏は8月に『WEFUNK OSAKA vol.1』を開催。いま勢いのあるダンサーをコレオグラファーに迎え、生演奏とのコラボレーションを見せる。さらに同月、神奈川・川崎ではキッズダンサーが主役の『WE KIDS vol.3』も。熱気溢れるダンスと音楽の迫力を、ぜひ生で体験してみては?

『WEFUNK OSAKA vol.1』
8/19(金)Zepp Namba
『WE KIDS vol.3』
8/22(月)川崎CLUB CITTA’
※各公演の詳細はオフィシャルHPにて(外部サイト)

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