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アーティストの“ミュージックビデオあるある”が人気の岡崎体育 YouTubeやSNSで人気のヒミツを語る

ミュージックビデオ“あるある”をそのまま曲にした『MUSIC VIDEO』が、YouTubeで再生回数250万回を突破。話題の新人アーティスト・岡崎体育が、ついにアルバム『BASIN TECHNO』でCDデビューを果たした。『MUSIC VIDEO』の反響は? 世のアーティストたちへ思うことは? いまだ地元京都のスーパーマーケットで働いているという岡崎体育に、その真相を聞いた。また『MUSIC VIDEO』ほか、アイディア満載のミュージックビデオの制作秘話も明かす。

川谷絵音も絶賛 好きだからこその“あるある”ネタ

  • 岡崎体育「BASIN TECHNO」初回生産限定盤

    アルバム『BASIN TECHNO』初回生産限定盤

  • 岡崎体育のアルバム『BASIN TECHNO』通常盤

    アルバム『BASIN TECHNO』通常盤

――アーティストのミュージックビデオの“あるある”をそのまま曲に、そして映像にした『MUSIC VIDEO』が人気です。最初はSNSで火がついて、メディアにも取り上げられたり、一気に広がりましたね。もともと、ネットで話題になることを意識して作られたそうですが。
岡崎体育はい。『MUSIC VIDEO』は約100時間かけた映像の集大成だったので、仕上がりを観たときは半泣きになりました。さらに、それがバズッた(話題になった、流行した)のも嬉しかったです。もともと、そうした狙いで映像に重きを置いた作品作りをしていたんですが、ここまでになるとは思ってもいなかったので。1月に、「冷蔵庫に貼ってあったメモ書きを英語風に読んでみた」というツイートが20万近くリツイートされて、そこで一気にフォロワーが増えたんですけど、今回はそのとき以上でしたね。ようやく、本業の音楽でバズッたなと(笑)。

――SNSで流すことで、映像から音楽を知ってもらおうと考えるようになったのは?
岡崎体育3年ほど前に『家族構成』という曲を映像化したときですね。ゲスの極み乙女。の川谷(絵音)さんとかに評価していただいたことがキッカケです。やっぱり、これって大事なんやなと。映像がスマホなどで手軽に観られる時代やからこそ、自分の活動の宣伝として、YouTubeやSNSを上手く使わないといけないと思いましたね。

――タイトルと曲調と歌詞のギャップ、ブラックなネタから“あるある”など、いろんな切り口でキャッチーさと笑いが同居していて、ひと筋縄ではいかない曲が多いですね。
岡崎体育僕がおもしろいと思っている定義が、“あるある”と“ブラックジョーク”なんです。『MUSIC VIDEO』は“あるある”ですが、『FRIENDS』はブラックジョークにフォーカスしている曲で。かわいいキャラクターがゲスいことを言っていたらおもしろいなと思って、パペットを使ったパフォーマンスになっています。

――『FRIENDS』の歌詞には<バンドざまぁみろ>なんて歌詞がありますが、何かバンドに恨みでも!?
岡崎体育恨みはないですが、妬みはありますね(笑)。僕はひとりなので、“ひとりでやる利点、優位に立てる部分はどこか!?”という葛藤が、そのまま歌になりました

――その曲にしても、ミュージックビデオ“あるある”にしても、アーティストへの愛情あってのことですよね。ネットでは「制作側を敵に回す」なんて言われ方もしてますが(笑)。
岡崎体育そうなんですよ! 好きだからこそ、“あるある”のために相当数の映像を観ましたから。ここは強調しておいてください!(笑)。ネタに関しては、思いついたこと、ライブで一緒になったバンドを見ていて、おもしろいなと思ったことを携帯にメモったりしているんですけど。

――ちなみに、「盆地テクノ(BASIN TECHNO)」のパイオニアと銘打っているのは?
岡崎体育特に深い意味はなくて、まぁ、僕ひとりなので、パイオニアってことになっています(笑)。自分の曲はテクノポップになっているので、これでテクノと言ってしまうとカドが立つなと。出身地が京都なので、頭に「盆地」とつけてみただけです。オリジナルのジャンルを確立させることで、自分を奮起させることにもなるし、パーカーにロゴを入れているのは、「盆地テクノ」という音楽を胸に活動しているぞという意思表示でもあります。もともとテクノが好きというよりは、バンド活動から離れてひとりで活動していくにあたって、テクノサウンドを勉強し、電気グルーヴに出会ったんですよ。石野卓球さんを尊敬しているので、名前も“卓球”を超えるために、すべてを包括した“体育”にして。今は広く浅く、全体的に聴いているので、アルバムの収録曲もバラつきがある感じになってますね。

――全国の盆地出身アーティストからの、同盟組もうぜ的なラブコールは?
岡崎体育盆地同盟みたいなのは、まだないですね(笑)。ただ、全国ツアーを、僕はできれば盆地でやりたい。秩父盆地や甲府盆地とかを回ったりして……。
―ーぜひ盛り上げてほしいです(笑)。

オリコンTOP10を目指して 「お金を使ってしょうもないことを」

  • 「MUSIC VIDEO」も収録したアルバム『BASIN TECHNO』を5月18日に発売した岡崎体育

    「MUSIC VIDEO」も収録したアルバム『BASIN TECHNO』を5月18日に発売した岡崎体育

――そんな盆地テクノの進撃が、本物のメジャーデビューアルバム『BASIN TECHNO』から始まります。ツイッターで、「オリコンTOP 10に入る」と宣言していましたが。その野望の裏にある想いというのは?
岡崎体育昔からランキングを意識していたわけではないのですが、自分はメッセージ性とかが特にないタイプのアーティストだと思っているので、売れてお金を稼ぐことを目標にしているんです。

――ハッキリ言いますね。
岡崎体育それが特に悪い、汚いことだとは思っていなくて。この先、自分が音楽活動をしながら生きていきたいと思っている気持ちの表れなのかな。そのために、オリコンTOP 10に入って、いっぱいCDを売っていきたいなと。

―― 一度知ったリスナーは、さらに貪欲に面白さを求めてくるようになると思いますが、そこに対するプレッシャーはないですか?
岡崎体育今回の『MUSIC VIDEO』がここまでバズったので、次も期待されるだろうとは思いますが、毎日考えているので引き出しはまだまだ、あります。次の作品も必ず、バズると思うんですよ。あとは、発想を実現させる予算を作るだけ。そのためにも、毎回毎回、CDの売上に反映されるように、前の作品を超えるようなものを生み出していきたいですね。お金を使って、しょうもないことをするというのが世の中でいちばん面白い。だから、無駄使いをいっぱいしたいです(笑)。

――アルバムには、ネタなしのガチで素晴らしい楽曲も収録されています。
岡崎体育ネタな曲ばかりやってたら飽きられてしまうので、アルバムにはちゃんと、真面目に作った曲も入れてます。本業は音楽ですから、そこで音楽性や活動の指針に説得力を持たせられたらと。

――ライブに行ってみたいと思う人も増えると思いますが、今後は?
岡崎体育氣志團万博へ出演することが決まりました。僕はもともとずっとライブ活動をやってきたので、ぜひ足を運んでくれたら嬉しいですね。生で観て、感じて欲しいです。

――やりたいことが実現し、いい波が来ている実感はありますか?
岡崎体育そうですねぇ。でも、自分自身の生活自体の変化は特に……。よし、CD売るぞ! という気合が入ってるぐらいです。バイト先のスーパーで、お客さんに声をかけられたりはしてますけど。

――そして、目標はさいたまスーパーアリーナでライブをすることだとか。なぜ、東京ドームとか武道館ではなく?
岡崎体育以前、友だちに連れられて、さいたまスーパーアリーナのニコニコ動画のイベントに行ったことがあって、ものすごい盛り上がりだったんですよ。一般的にすごく有名というわけでもなく、ネット配信という今どきのスタイルでやっている人たちが、中高生を中心に熱狂させていて。自分もこれぐらいの規模で、これぐらいお客さんを沸かせたいと思ったんです。それからずっと、「さいたまスーパーアリーナでワンマン!」と言い続けてますね。いろんな機材や技術を使ってはみたいんですが、誰かに演出してもらうのではなく、自分のアイディア、発想でやるというスタイルは、今後も崩さずにやっていきたいです。

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