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Jun. K (From 2PM)、ラブレターの苦い思い出とは?!

 最近では、2PMの楽曲も手掛けるなど、マルチな才能を発揮するJun. Kが、2ndミニアルバム『Love Letter』をリリース。今作も作詞・作曲、アートワークに至るまで、全て自身によるプロデュース作。今作に込めた想いから、苦いラブレターの思い出まで、語った。

真夏に17℃の部屋で楽曲作り、新たな一面を見せたサウンドとは

  •  ミニアルバム『Love Letter』【初回生産限定盤A】

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――前回と心境の違いはありますか?
Jun. K 前回は初めてのソロミニアルバムだったので、ちょっと欲が出てしまって、自分の個性を詰め込もうと、前面に僕の世界観を押し出した作品になったのですが、今回はそこはちょっと捨てて、新しい姿を見せようとか、自分のカラーを前面に出すというよりも、みなさんに寄り添って、届けるということを念頭にアルバム制作をしました。

――前作は全体的にとてもエッジが効いていましたが、今作はいい意味で丸みを帯びた、柔らかな感触といいますか。
Jun. K 僕にとってトキメキをもっとも感じられる季節が冬で、クリスマスといったワクワクさせる要素がありますし、街の明かりなど、日常の何気ないものでも冬ならではの温かさが感じられて、気分がじんわり高揚します。なので、今回は冬に感じる温かさをイメージしながらアルバムを作りました。

――タイトルに込めた想いとは?
Jun. K 『Love Letter』という響きが持つ温かさが、今作を表すタイトルにピッタリだと思ったんです。収録した楽曲はすべて恋の話なのですが、あっこの人が私に語りかけているんだなって感じられるような口語体で、手紙を書いているような気持ちで歌詞を書いていったので、そういった意味でも『Love Letter』というタイトルはふさわしいのではないかと思いました。

――制作はいつ行われていたんですか?
Jun. K 8月です。真夏だったので、エアコンの設定温度を17℃にして、冬の感性を呼び覚ますために頑張りました(笑)。2週間家の中に缶詰めになって作りました(苦笑)。

――作品作りのためにそこまで徹底されたと。またサウンド的にも前回とは異なり、全体的にジャジーなテイストとなっていますね。
Jun. K ほかにもスウィングのテイストが入っていたり、メロディはすごくポップなんだけど、ジャズのテイストが活かされた作品になったと思います。特に『Love Letter』は、結果的にはポップな曲になったのですが、
トラックは1950年代のビックバンドのサウンドをイメージした音源をベースに、そこに新しいビートを付け加えていくという、とても頭の痛くなるような作業でした(笑)。

――しかも、2PMの作品も平行して作られていたんですよね?
Jun. K 今年1年は、これまでで一番忙しかった気がします。

――「Love Letter」はミュージックビデオ(MV)も制作されましたが、そのMVとダンスパフォーマンスの見どころを教えてください。
Jun. K 「Love Letter」を作ったときにインスピレーションをもらったのが、チャーリー・チャップリンの映画で。MVでもそれを表現したくて、演技やダンスからもチャップリンの世界観が伝わると思います。

ラブレターの苦い思い出も、メンバーとの手紙のやり取りとは

  • ミニアルバム『Love Letter』【初回生産限定盤B】

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――ちなみに、実際にラブレターを書いたことはありますか?
Jun. K はい、あります。小学校2年生のときに、すごく可愛い女の子が転校してきて、メモみたいなものに「あなたはきれい。チューしたい」と書いて渡しました。

――随分ストレートですね(笑)。
Jun. K でも、それを見た瞬間、わぁ〜って、メモを投げつけられました。なので、それを持ち帰って、ポケットのなかに入れたままにしていたら、洗濯をするときに母親に見つかって、すごく怒られました。しかも、最悪なことに、その女の子には中学に入るまでずっと嫌われ続けて、いきなり僕の前から消えてしまいました(苦笑)。

――それは傷つきますね。
Jun. K 近所だったのですが、塾に行く途中とか道端で僕を見つけるたびに、わぁ〜って叫んで逃げ出すんです。僕は彼女に対して何もしていないのに。子供ながらにものすごく傷つきましたし、もう二度と軽々しくそういうことはやっちゃいけないんだと勉強にもなりました。

――むしろジュンケイさんにもそんな経験がおありだったとは。
Jun. K 僕はピュアな子供だったんです(笑)。

――ちなみにメンバーに手紙を書いたことはありますか?
Jun. K 前回のソロミニアルバムを出したときに、1人ずつ違う内容の手紙を書きました。手書きで想いを書くということに意味があると僕は思っているんです。

――そもそも筆まめな人なんですか?
Jun. K 母親が物書きだったので、子供の頃からよく作文を書いていました。

――メンバーからお返事は?
Jun. K 全然……。反応すらなかったです。でも、大丈夫です!(苦笑)。

――言葉を介さなくても、みなさんは心で通じ合っていますからね。
Jun. K そう、そうです! 普通手紙といえば、A4用紙2枚ぐらいだと思うんですけど、僕は3行メッセージ“僕の初めてのアルバム。たくさん聴いてね”それだけですから。手紙というよりはメモですね。

――それでもジュンケイさんの想いがこもっているわけですから、メンバーさんは嬉しかったと思いますよ。
Jun. K 大丈夫です(苦笑)。あっ僕は、ジュノさんのアルバム、買いました……でも、大丈夫です!

――(笑)。じゃあ、ウヨンさんのアルバムも買われたんですか?
Jun. K あっ……。

――では、次の質問にいきましょうか。
Jun. K お願いします(笑)。

唯一プライベートを感じる瞬間とは……

  • ミニアルバム『Love Letter』【通常盤】

    ミニアルバム『Love Letter』【通常盤】

――「Walking On The Moon」の歌詞に<寂しい 今宵の静けさは>とありますが、Jun. Kさんは寂しがり屋?
Jun. K 寂しがり屋だと思います。

――では、寂しさを感じるとき、どのようにして寂しさを紛らわしますか?
Jun. K 紛らわすというよりは、あえてその寂しさを感じようとするようにしています。僕は寂しい部分もある人間なんだって受け止めると、気持ちが楽になって、寂しさが消化されることがあるんです。もし、これを読んでいる方で、今、すごく寂しいと感じていらっしゃったら、ぜひ今すぐ僕のアルバムを聴いてください。まるでダウンジャケットのような温かさを感じて、癒されますから。

――いいですね。では、「Walking On The Moon」の歌詞に<歌え この情熱で>とありますが、ジュンケイさんが現在プライベートで情熱を注いでいるものは何ですか?
Jun. K 最近はプライベートな時間はほとんどないです。何よりプライベートでも音楽抜きには考えられないですし、僕の生活の一部になっているので、全部が音楽とつながっていて、プライベートと仕事を切り離せないというのが正直なところです。プライベートで人に会っても、音楽の仕事をしている人がほとんどだから、結局話をしているのは音楽のことですし。あえて唯一プライベートがあるとしたら、実家に帰ったときに、飼っている犬のうんちを片付けているときですね(笑)。

――「Sorry」の歌詞に<僕が悪いよ わかっているんだ>とありますが、2PMのメンバーにしたイタズラなど、今だからごめんなさいと言えるエピソードはありますか?
Jun. K まず、僕はコンサートでいつも「僕はいい人です。悪い人に気を付けてくださいね」って言っているんですけど、「Sorry」の日本語の歌詞に<僕が悪いよ>とあるので、いつか絶対どこかで突っ込まれるんじゃないかと思っていたんです(笑)。メンバーには正直、今まで僕が一番イタズラをしてきたと思います。でも、メンバーの気分を害するようなイタズラはしてはいないと僕は思っています。悪意はなかったと理解してください!

――では、「EVEREST(Album ver.)」の歌詞に<共に旅 続けよう>とありますが、2PMのメンバーで2人旅をするとしたら、誰とどこに行きますか?
Jun. K チャンソンを連れて、スイスに行きたいです。とくに理由はないです。あっそうだ、チャンソンは肉を焼くのが上手なので(笑)。一週間ぐらい滞在して、一緒にスカイダイビングをやりたいです。

――ずっと言ってますもんね。
Jun. K ぜひ実現させたいです。そして、数年以内にテギョンと長い旅に行くと思います。

――では、「Good Morning」の歌詞に<朝 目覚めたなら>とありますが、ツアー中、ホテルの部屋で、朝起きて一番最初にすることは何ですか?
Jun. K 声出しをします。

――喉のケアのために日頃していることはありますか?
Jun. K 塩水でうがいをします。加工されていない、天然の粗塩がポイントですね。

(文:星野彩乃)
Jun. K (From 2PM)オフィシャルサイト(外部サイト)

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