紆余曲折経ての10年、東方神起のいま

 デビュー10周年を迎えた東方神起が、シングル「サクラミチ」を2月25日に発売。昨年12月に発売したアルバム『WITH』では、オリジナル作品の4作連続1位を記録し、ボン・ジョヴィの持つ海外グループ歴代単独1位記録を更新。現在、2度目の5大ドームツアー中の東方神起が、10周年を振り返り語った。

これまでの活動がまるわかり!過去のインタビュー

いろんな状況に思い当てて聴いて欲しい

――初めて歌ったときの印象は?
ユンホ 温かく希望的な歌で、卒業や進学、就職、いろんなシチュエーションにピッタリな曲だなと思いました。
チャンミン メロディがキレイで、温かいなと思いました。感情が込めやすい歌詞だなと思いました。

――初めてメロディを聴いたときの印象は?
ユンホ 東方神起は派手な曲が多いので、こういう新しい感じの曲が欲しかったのでちょうど良かったなと。
チャンミン サビが終わった後の“wow wow”というところが、頭の中で桜が咲くイメージが湧いて、春にピッタリだなと思いました。レコーディングでは、目黒川を散歩しながらビールを飲みたいなと思いながら歌いました。
ユンホ 僕にとっても意味がある曲で、20代最後の気持ちを込めて歌いました。僕はチャンミンと違って、いろんなことがあっても、“wow wow”というところが癒されるなと思いながら歌いました。

――レコーディングはどうでしたか?
ユンホ ちょっと難しかったのは、音程がそんなに低くないのに気持ち良く歌わないといけなかったことと、とても良い歌詞なのでしっかりと伝えたいという思いがあって。でもリズムが少し早いので、それを注意しながら歌いました。
チャンミン 正直に言って、すごく順調でした(笑)。特に苦労したところはなく、歌に集中して感情を込めて歌えました。ラブソングより感情を込めやすかったです。ラブソングの方が感情が込めにくいです。

――「サクラミチ」を通してファンに伝えたいことは?
チャンミン この曲が発売される春は、いろんな別れと出会いがある時期で、不安や心配事、寂しさもあるかもしれないけど、新たなスタートラインに立っているときでもあって。いつもファンのみなさんのそばにいてあげたいけど、現実的にはできないことで、離れていてもこの曲で、心で繋がっているから大丈夫、心配いらないよ、今までみたいに変わらずに一緒に歩いて行きましょうということを伝えたいです。
ユンホ いろんな方々が、いろんな状況に思い当てて聴いて欲しい。この曲を聴いてもっと寂しくなる方もいると思うんですが、そういう人にも希望ソングになれたらと思っています。

――ちなみに、春を感じるときは?
チャンミン 花粉症ですね。日本に来てから毎年どんどんひどくなってきて、ヤバイですね。今年はまだ大丈夫ですが、僕にとっては辛い季節です。
ユンホ 新学期。新しい仕事や学校、春が来たなというイメージがあって、新しい季節が来たからがんばろうと思います。

10周年を迎えて、新たな東方神起の歴史が刻めた

――ドームツアーが始まりましたが、印象的な出来事はありますか?
ユンホ 自分の誕生日がツアーの初日で、ステージ上で誕生日ケーキでお祝いしてくれたことです。直前までスタッフさんがおめでとうって言ってくれなくて、リハーサルでも誕生日おめでとうのドッキリもなかったので、寂しくて。しかも、誕生日を迎えた夜中に、ホテルでひとりラーメンを食べていたから、それもあって寂しいなと思っていて。でも、ステージ上でサプライズをする為だったのかと知ったときは、すごく嬉しかったです。チャンミンには、顔面ケーキをやられました。
チャンミン 思いっきりやりたかったけど、その後、ちゃんと歌わないといけない新曲だったからできなくて。もうちょっとボロボロにしたかったので、悔しかったです(笑)。

――「サクラミチ」はツアーで披露していますが、ライブで歌った感想は?
ユンホ 新曲なのでじっくり聴いてくれている印象があります。最初は反応が静かなので大丈夫かなと思ったけど、みなさんがいろいろと考えながら聴いてくれている姿が見えて、いい曲だという確信が持てました。
チャンミン 集中して聴いてくれているファンの方の姿を見て嬉しい。個人的には、2人が曲の最後でLEDの画面を見ているんですが、桜の花びらが舞い落ちている画がすごくキレイで、ライブでこの曲の世界観をそこまで表現してくれるとは思っていなかったので、(振り付けを担当しているTRFの)SAMさんに感謝しています。

――ツアーファイナルはどんな気持ちでステージに立っていると思いますか?
ユンホ 予想したことがないです。ステージに立つ直前にいつも考えるようにしているので、それまでは特に何も考えないです。最終日なので初日からは成長した姿を見てもらえると思います。
チャンミン 今までライブ中に、客席を見て楽しむってことができなかったけど、今年初めてお客さんをじっくり見て、応援と声援、赤いペンライトを見て楽しめるようになった。余裕がなかったというわけではないけど、何万人というたくさんの人のパワーと応援を楽しみながら、恩返ししたいなと思いながらステージに立っていると思います。

――今年10周年を迎えましたが、振り返ってみて率直な気持ちは?
チャンミン 僕は、10周年を振り返ってみるとたくさんの時間が過ぎ去ったなと思うのですが、そこまで特別な思いはなく、他の年と同じ1年だなと。日本は、僕たちにとってはもうひとつのホームみたいな海外なんですが、今みたいにたくさんの方に愛されて来れたという証の数字で、すごくありがたいなと思います。
ユンホ ずっとこの仕事を続けられているのは、すごいことだし、10年間いろんな方にこんなにも愛されることは、なかなかないこと。日本をはじめ、アジアなどでたくさん愛されているのは、東方神起が頑張って来たというわけではなく、みなさんと一緒に過ごした10年だと思う。ライブでも毎回言っていますが、東方神起がここまで来れたのは、みなさんが東方神起を大切にして、一緒に頑張って下さったからできたことなんじゃないかなと感じています。10周年を迎えて、また新たな東方神起の歴史が刻めたんじゃないかなと思っています。

――この10年で一番思い出に残っていることは?
チャンミン 日産スタジアムで開催したライブです。7万人の方に来てもらえる力を持っている人だったけ? と自分自身に驚きました。こんなにたくさんの方に愛されている、そこまで影響を与えられる人でいられるのか? 今の自分ってちょっとすごいなっと思いました。そのときのことは、忘れられないです。

――そのライブで特に目に焼き付いている光景は?
チャンミン ライブ中に一緒に手を振ったりジャンプしていたときだったと思うのですが、ふと思ったことがあって。僕の友達が10人集まっても、何かでひとつのことになることは難しいと思う。なのに、ライブでたくさんの人と繋がって、ひとつの風景が作れることはすごいなと思いました。

――ユンホは?
ユンホ 僕は10周年を迎えている今が、一番印象に残っています。小さい会場から日産スタジアムまで、すべて僕にとって大切なことで、一瞬一瞬を思い出にして留めておきたい。

東方神起スタイルを作ったのは、日本のファンのおかげ

――お互いの成長したと思うところは?
ユンホ チャンミンはいろいろ変化したと思う。ボーカル面では、昔より素直に歌っているなと思います。昔は歌に集中しすぎているところがあったけど、最近は自分の感情を込めることが上手くなったなと。あと、ダンスがすごく上手になったと思う。周りの人からチャンミンがすごく上手になってきているから、そろそろユンホも(頑張らないと)ヤバイよ!って言われます。チャンミンらしいボーカルとダンスができているなと思う。
チャンミン 昔から今、そしてこれからも、ユンホのダンスは上手だったので、何も言うことはないです。ボーカル面では、昔はユンホの性格みたいに男らしい表現が多かったけど、最近は繊細な表現がさらに上手くなったと思います。

――ステージやレコーディングで、10年やってきた経験が出ているなと思うときは?
チャンミン 裏声が出てもあんまり驚かない。
ユンホ 今も裏声が出ると悔しいけど、昔は裏声が出たらそのままテンションが落ちて。今はこれも(ライブの)魅力だからねって言えるようになった。
チャンミン 以前は、ミスがあったら、悔しくて集中できなくなったりしたけど、昔よりは少なくなったと思います。10年やってきたから、ミスや裏声が出たとしても、余裕ができたと思う。

――今後の夢は?
ユンホ ずっとステージの上に立っていたい。あと、もう一度日産スタジアムでライブをやりたいなと思います。初めて日産スタジアムでライブをやったときは、“運”もあると思うけど、“運”じゃないということを確認したい。なので、機会があったらまた日産スタジアムでファンのみなさんと会って、「みなさんが僕たちを守ってくれたからここまで来れました」と言いたいです。
チャンミン たくさんの方がライブに来てくれるアーティストになりたいと思います。例えば、今回の札幌ドーム公演は1日でしたが、何日間にわたってライブができるようなアーティストになりたいです。
ユンホ 札幌ドームで何日もライブができるのは、本当にすごいことだと思う。僕は一緒にライブを作りたい。東方神起だけが頑張って歌を聴かせるというのもいいけど、みなさんも一緒に参加して、一緒にいろんなことを乗り越えて良いショーだったなと思えることがしたい。

――日本のファンに対する印象はどうですか?
チャンミン 海外アーティストの音楽を聴いていても、なかなか他国の人を末永く応援することは難しいと思う。僕たちが、10年目を迎えられたように、長く応援してくれている日本のみなさんに、ただ感謝の気持ちとひと言で言うのは悔しいぐらい、心からありがたいです。
ユンホ 印象が変わりました。最初の頃は、ファンの方もじっくり音楽を聴いてくれていたという印象です。その距離感になかなか慣れていなくて、寂しかったです。でも、お互いに感じることが増えてきて、そのうちにファンの方がもっと近い存在になって、今ではスタッフと同じような仲間たちだと思っています。ステージの上では、何をやってもお互いに共感できることってスゴイことだなって。今の東方神起スタイルを作ったのは、日本のファンで、日本から韓国にそのスタイルが伝わったと思う。日本や韓国、アジアなど世界中にいるファンが、お互いに連絡を取り合っているのも東方神起ファンは特別だと思うんですが、そういうシステムができたのも日本のファンのおかげ。

――では最後に、理想のデートプランを教えて下さい。
チャンミン 目黒川で一緒にビールを飲みたいですね。すごくお気に入りの場所なので。ピクニックとかで、一緒に美味しい食べ物を作って、花見もできたら嬉しいし、美しい風景の中でビールを飲んで(笑)。
ユンホ お台場のレインボーブリッチでデートがしたい。初めて日本に来た時に、マネージャーとレインボーブリッチに行ったんだけど、その時はあまり時間に余裕がなくて。いつかデートで行けたら、自分が(日本で)初めて来た場所で、“ここから始まったんだよ”って話がしたいです。

<動画インタビュー>「サクラミチ」歌い方のポイントは?

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