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忙しい現代人のために、ここにも、あそこにも「ハイブリッド=効率的」商品が続々

エコと対照的なスポーツカーもハイブリッド化!

 交配、雑種。「ハイブリッド」を日本語にすると、こういった訳になる。だが、ハイブリッドという言葉自体が日本で市民権を得て、もうかなりの時間が経った。一番の要因はやはり、ハイブリッドカーの乗用車が登場したことだろう。エンジンの動力に加え、走行時などにムダになるエネルギーを電気に変えてバッテリーに充電し、それも動力にするハイブリッドカーは、エコロジーの時代の波に乗って急速に普及していった。いまや、エコロジーとはまったく対照的な、とにかく速く走ることを目的とする自動車レースの世界でもハイブリッド化が進んでおり、それは一般のスポーツカーにも波及。昨年、世界で375台のみ発売され、日本での販売価格が約1億円だったスーパースポーツカー「マクラーレン・P1」もハイブリッド車で、エンジンは737馬力、電気モーターは179馬力、計916馬力を発揮する。“ハイブリッドカー=エコ”というイメージからは想像もつかない、モンスターマシンだ。

 しかし、普通のハイブリッドカーが、「効果的にエネルギーを使って省エネを果たす」一方で、マクラーレン・P1も、「クルマが持つエネルギーを最大限に発揮する」という意味において、「効率」を求めているのは同じだ。つまり、“ハイブリッドカー=効率を追求したクルマ”、と言い換えることもできそうだ。そして、この「効率」は、より忙しくなった現代人にとっても重要なキーワードとなっている。いかに「時短」にできるか、いかに時間や物を「有効活用」できるか。いまや、これを実現してくれる“ハイブリッド=効率的な商品”、デバイスも、続々とわれわれの生活のなかに入り込みはじめている。

時短でお掃除はもちろん、健康管理もハイブリッドに!

 たとえば、7月に発売された、アイロボット社のお掃除ロボット「ブラーバ」。自動的にお掃除をしてくれるため、自分はその時間を別のことに使えるということで、お掃除ロボットは大人気だが、このブラーバのすごいところは、掃除は掃除でも、拭き掃除をしてくれるところ。しかも1台で、から拭きだけでなく、水拭きもしてくれるのだ。タンクに水を入れておくことで、一定量の水がクロスに補給されるので、最大約20畳の広い部屋も一度に水拭きできるという。もちろん、部屋の形状や家具の配置も正確に把握して、くまなく掃除をしてくれ、すべてが完了したら自動的にスタート地点に戻る賢さも持ち合わせている。

 現代人にとっては、健康管理も大切。適度な運動は、仕事でのパフォーマンス向上にもつながる。そして、その運動もやはり効率的に行いたいもの。そこで役に立つのが、10月に発売になったエプソンの時計「SF-810B/V」だ。たとえば脂肪燃焼を目的とするジョギングでは、効果を上げるうえで時間や距離の測定はもちろん重要だが、さらに重要なのが脈拍。適切な心拍数で走ることにより、より脂肪を燃やすことができると言われる。この「SF-810B/V」は、時間を測れるのはもちろん、ラップタイムや走行距離も計測するだけでなく、高精度脈拍センサーで脈拍計測も正確に行ってくれる。しかも従来、心拍トレーニングには心拍計測用の胸ベルトを装着しなければならなかったが、「SF-810B/V」では不要。画期的な時計となっているのだ。

 もうひとつ、体の管理の未来を指し示すような商品が、今年5月に発表されたJINSのメガネ「MEME」(ミーム)だ。当然、普通のアイウェア、サングラスとしても使用できるのだが、「MEME」は同時に、自身の体の状態をチェックもしてくれる。ブリッジやテンプルエンドに装備されたセンサーが、眼の動きなどをセンシング。疲れや集中度を割り出し、ボーダーラインを超えるとアラートを発して、仕事などの効率アップにつなげてくれるほか、眠気を感知して安全運転をサポートしたり、運動時には消費カロリーや速度、姿勢などを計測してくれたりもするのだ。今年10月には、次世代のインターフェイスとして高い期待と評価を得て、経済産業省『Innovative Technologies2014』で審査員特別賞を受賞した。

コーヒーやタバコもハイブリッド(味&香り)な時代に!

 そしていまや、ハイブリッドは、嗜好品の世界にも登場しはじめている。たとえば、昨年8月に発売されたAGFのコーヒー「〈マキシム〉トップグレード ハイブリッド」。これまでインスタントコーヒーは、手早く入れられるという利点はあるものの、やはりレギュラーコーヒーの味にはかなわない、というのが欠点だったが、このコーヒーはその壁を越えて、「インスタントコーヒーなのに、まるでレギュラーコーヒーの味・香り」を実現。手早くできて、しかもおいしいという、まさにいいとこ取りの製品となっている。

 嗜好品といえばタバコ。この世界にも、ハイブリッドは登場してきている。フィルター部分にカプセルがあり、もともとメンソールのタバコの場合、カプセルを潰すと、メンソールのテイストが強くなり、レギュラーのタバコの場合は、カプセルを潰せば、メンソールのタバコに早変わり、といったものだ。

 そして、今年8月、タバコを吸わない人でも知っているであろう、タバコブランドの雄、「マールボロ」からもハイブリッドタバコが誕生した。「マールボロ・クリア・ハイブリッド」だ。こちらは、以前発売していた後味スッキリな「マールボロ・クリア」シリーズがハイブリッド化されたもので、フレーバーはレギュラー→メンソールのタイプ。別のタバコを買うことなく、気分によって味を変えられるということで、以前からマールボロ好きの人にも、そうでなかった人にも、すでに好評を得ているようだ。

 と、いろいろハイブリッドなものを見てきたが、みなさんは何にいちばん惹かれただろうか。また今後、どんなハイブリッドな商品が出てくるのだろうか。これから世に出てくる新たな製品、デバイスを、ハイブリッドという切り口に注目しながら見ていくのもおもしろいかもしれない。

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