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KEITA『ソロ活動への想いから鍛えぬかれた肉体美までたっぷり語る!』

 w-inds.の慶太が、KEITAとしてソロデビュー。1stシングル「Slide‘n’Step」は、彼自身が細部にまでこだわって制作した世界標準の本格派R&Bダンスチューン。KEITAがソロ活動で表現したいこと、目指す世界とは?

MVで肉体美を披露――約束してしまったから……

  • Slide’n'Step【初回盤A】

    Slide’n'Step【初回盤A】

  • Slide’n'Step【初回盤B】

    Slide’n'Step【初回盤B】

――以前、橘慶太としてソロデビューしたことがありますが、まったくスタイルが違いますね。今回KEITA表記でソロデビューに至ることになった経緯を教えてください。
KEITA今回は、いろんなきっかけがあったんですけど、27才になって、グループの名をずっと借りたままではなく、アーティストとしてひとりの男としてのスタイルを出したいと。それと、アジアや世界へ向けて、日本で歌って踊れるソロアーティストがあまりにも少なすぎると思ったんです。海外で活躍するジャスティン・ティンバーレイクやクリス・ブラウン、アッシャーだったり……肩を並べられるようなR&Bソロシンガーが出てきてほしいという願望とともに、僕自身がそのきっかけになれたらいいな、世界を目指して頑張りたいという意味で、KEITAというアルファベット表記にしました。そして、僕が表現したい総合エンターテインメントを、今まで僕がグループとして積み重ねてきたものを壊すのではなく、新たに積み上げていけるような環境がほしかったというのが一番の理由ですね。

――まさに1stシングル「Slide‘n’Step」は、世界を標準にしたクオリティーの高いR&Bダンスチューンに仕上がっていますね。ミュージックビデオ(MV)では、まず完璧に鍛え上げられた肉体、筋肉も堪能できましたし。やっぱりここでガツンと見せておかないとって(笑)。
KEITAいやいや(笑)。約束しちゃったんですよ。コンベンションのときに「筋肉見せてくださいって」言われて、「今は見せられませんけど、今後は見られるかもしれません」ってボソッといったら、「今、言いましたよね?ってことは、MVとかで見せていただけるんですよね?」って念を押されて(笑)。それからMVの打ち合わせは「どうにかいい筋肉の見せ方ないかな〜」ってところからはじまるという(笑)。

――それもすごいね。
KEITA「あんまり生々しいのも嫌なんですよ〜」「じゃあ、こんなのはどう?」って提示されたのが、体(筋肉)に映像を転写するという。

――なるほどね。できれば筋肉はこっそり隠しておきたかった?
KEITA僕、筋肉つけてアピールするつもりはないんですよ。

――じゃあ、なんでそもそもそんなに筋トレしてるの?(笑)男の象徴的な?
KEITA僕はパフォーマンスのため、踊りも大きく見えたりするからいつも言っているんですけど、正直、一番の理由は筋肉ついてたらモテるかなって(笑)。1位はモテたい、2位がパフォーマンスのためというのが本音ですね(笑)。でも、見せびらかすのはそんなに好きじゃないので、チラッと見えて、あっこの人、こんなにすごいんだ〜って。

――チラリズム的な(笑)。
KEITAでも、実際は全然モテなかったですけどね(笑)。でも、やめられなくなっちゃって。筋トレやめたら自分の8年間を否定するような気がして。

――それでも8年間も続けられることがまずすごいことだよね。そして、今回は自身で作詞も手掛けていたりと、楽曲制作に大きくかかわっているそうですね。
KEITAはい。自分で曲も作ったりしつつも、そこはシビアに判断して、いま自分が発信したい楽曲を国内外の作家の方に作っていただいたなかから4曲を選んで収録しました。このプロジェクトでは、自分から発信するというのをすごく意識していて。楽曲、歌詞、MV、パフォーマンス……自分のアーティスト道や色は、自分でしか作れないと思うので、自分らしさを前面に押し出した活動をしていこうと思っています。

継続的に続けられるようにアーティスト像を築きあげたい

  • Slide’n'Step【通常盤】

    Slide’n'Step【通常盤】

――「Slide‘n’Step」の歌詞は共作となっていますが、ここで伝えたかった想いとは?
KEITA一見女性との出会いを綴っていますが、実は僕が目指す音楽を女性に置き換えて書いているんです。

――<何も怖れないで><誰にも止められない><望むもの全て叶えられるよ>など、KEITA君らしいフレーズがたくさん描かれていますね。
KEITA常に僕、強気なんで(笑)。


――でも、強気なのに、謙虚さも兼ね合わせているっていう(笑)。本来は対極にあるものなのに。
KEITA確かに、対極ですよね。すっごいポジティブで、へたしたら自分に不可能はないぐらいに思っている人間なんで、こういう歌詞になっちゃいました(笑)。でも、その気持ちがないと可能性も生まれてこないと思いますし、常に成功をイメージすることは大事だと思います。

――ちなににw-inds.の2人は、今回のKEITAとしての「ソロ活動に、楽曲についてどんな反応だった?
KEITA僕らはグループのときからお互いのやることにまったく関与しないスタンスだったんです。だから、とくに今回も何もなく……っていったら、こいつら本当は仲悪いんじゃない?って思われるかもしれないんですけど(笑)。本当にそういうことではなく、何も言わずともいい関係を築けているのがw-inds.スタイルといいますか。実はさっきも涼平君と会ったんですけど、お互いの口から一切今回の話は出なかったですからね(笑)。

――「曲聴いたよ、かっこいいじゃん!」とかもないんだ。
KEITA全然ないですね。「最近どうなの?」ってお互いのプライベートの近況報告して終わりました(笑)。あっでも、曲は聴いてくれてて、2人にプレイボタンをプレゼントしたら、「お〜ありがとう〜!……でも、もう俺、聴いてるんだけどね」ってさらっと言われて(笑)。

――何も言わずとも2人は温かくKEITA君の活動を見守っているんだろうね。前回のソロのときと心境的な違いなどはありますか?
KEITA自分が意図しないところで、企画っぽく短期間で終わってしまったので、それは正直、僕のなかでも悔いが残っている部分なんです。なので、継続的に続けられるようにアーティストKEITA像をまずここでしっかりと提示して、築きあげていきたいと思っています。

――w-inds.というグループ、母体は変わらずあってのということだよね?
KEITAはい。w-inds.は、12年前に結成した3人組のグループで、右も左もわからないところからスタートして、そのなかでいろいろと学ばさせていただいたんですけど、やっぱり自分だけが築いてきたものではないぶん、自分から壊していいもの、壊しちゃいけないものがすごくありすぎて……パフォーマンスにしろ、活動面にしろ、実は幅がないようであるんですよね。もちろんそれはまったく悪いことではないですし、それだけw-inds.としてのカラーが築き上げられた証でもあると思います。でも、僕はつねに挑戦したい人間なので、いろんな世界へ行って、下から這い上がっていって、いろんなものを感じたいというのがあるんです

――12年経って、そういった気持ちがさらに高まっていると。
KEITAどんどん高まっていってますし、12年経っても、まだまだ僕の知らない世界がたくさんあるんですよね。これからもっといろんな自分を僕の音楽を通してみなさんに見せつつ、自分自身も新しい自分自身との出会いを楽しみにソロ活動をやっていきたいと思います。
(文:星野彩乃)

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