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【2011年音楽ソフト市場】AKBが年間シェア1位 キングレコードがTOP5入り

 オリコンは19日、2011年度の音楽ソフトの売り上げをまとめた『2011年年間マーケットレポート』を発表した。「シングル」「アルバム」「音楽DVD」「音楽BD」の年間売上金額に基づく「アーティスト別シェア」では162.8億円(市場全体に対するシェア5.4%)を売り上げたAKB48が初の首位を獲得。「メーカー別シェア」ではAKB48が所属するキングレコードが前年の7位から4位へ上昇し、TOP5入りを果たした。

年間音楽ソフト市場の「アーティスト別シェア」で初首位を獲得したAKB48

年間音楽ソフト市場の「アーティスト別シェア」で初首位を獲得したAKB48

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 「アーティスト別」では、シングルが年間TOP5を独占、アルバムが年間2位、DVDが年間3位を記録したAKB48が前年実績70.9億円の約2.3倍となる162.8億円を売り上げ、2006年にデビュー以来6年目で初の首位に立った。内訳はシングルが95.9億円(前年45.4億円)、アルバムが32.3億円(同17.4億円)、音楽DVDが24.6億円(同8.1億円)、音楽BDが10.1億円(―)とそれぞれ大幅アップ。AKB48のシングル市場占有率はランクイン期間分だけでも15%以上にのぼった。

 同部門2位は2009年、10年と2年連続首位を記録した(シェア5.1%)。ライブDVD『ARASHI 10-11 TOUR “Scene”〜君と僕の見ている風景〜 STADIUM』(昨年1月発売)と『ARASHI 10-11 TOUR “Scene”〜君と僕の見ている風景〜 DOME+』(同6月発売)が音楽映像作品史上初の年間DVD総合ランキング1、2位を独占。DVDだけで年間101.7億円(2位のAKB48が24.6億円)という桁違いのセールスを記録した。

 「メーカー別」では、AKB48の快進撃を背景にキングレコードが212.3億円(シェア6.8%、前年145.9億円=前年比145.5%)を売り上げ、前年7位から4位へ上昇。他社が年間売上を軒並み減少させるなか3年連続で2桁増、上位10社では唯一、前年比増を記録する好調ぶり。シングル市場に限ると、同社の売上金額シェアは20.3%を記録した。

 いきものがかり西野カナらのアルバムが好調だったソニー・ミュージックエンタテインメント(年間売上518.8億円・シェア16.5%)が3年連続首位。以下、東方神起SKE48らを擁するエイベックス・グループ・ホールディングス(同416.6億円・シェア13.3%)、人気子役・芦田愛菜鈴木福によるユニットや少女時代KARAなどのヒットに恵まれたユニバーサル ミュージック(同363.8億円・シェア11.6%)が続き、TOP3は3年連続で同じ顔ぶれとなった。

※集計期間:アーティスト別トータルセールス(2010年12月13日〜2011年12月11日)、メーカー別トータルセールス(2010年12月27日〜2012年1月1日)
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