モデルでタレントの吉田朱里（25）が、大阪観光局より大阪観光大使に任命され、30日、市内で行われた就任発表会に出席した。2025年『大阪・関西万博』で美容をテーマにした“朱里パビリオン”の実現を期待され、照れながら「万博に私も使っていただけるよう、知識を増やしていきたい」と張り切った。

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　大阪観光局の溝畑宏理事長は、大阪の魅力について「歴史的に美しさに対する嗅覚が強い」と触れつつ、現状、観光客の目当てが「グルメ、大阪城、USJ」などにとどまっているとし、「アカデミックな感じが伝わっていない」と指摘。そこで、新たな情報発信の役割を吉田に期待した。

　吉田は2020年11月にNMB48を卒業後、YouTubeやSNSなどで美容アイデアなどを発信するほか、ファッション誌『Ray』専属モデルも務め、自身のブランドもプロデュースするなど、カリスマ的な人気。今回の任命を受け、「NMB48を卒業してからも大阪のお仕事を中心に活動させていただいている。美容の知識は豊富だと思うので、それをいかしつつ大好きな大阪を盛り上げていきたい」と決意。

　大阪のおすすめスポットは、美容アイテムが充実する「阪急うめだ本店」だという。大阪人は美的感覚が高いという溝端理事長の意見に同意しながら、吉田は「ここに行けば美容の全部がかなうというビルがあればいいな。東京にもまだない」と意見すると、溝端理事長から「万博では（中に）入って出てきたら“朱里パビリオン”を！」と呼び声がかかった。

　吉田は「万博は規模が大きすぎて考えられないけれど、何か美容の分野でかかわれたら」と言い、「万博はお堅いイメージだけど、（若者が）ラフに足を運べる場所になれば」と笑顔を見せた。この日は、ふんわりした純白ワンピース姿を披露した。