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山下達郎、デビュー35周年で“初武道館” ワーナーミュージック40周年ライブで熱唱

 ワーナーミュージック・ジャパンが10月30・31日の2日間にわたって、創立40周年記念イベント『100年 MUSIC FESTIVAL』を東京・日本武道館で開催した。31日には同社を代表する9組の所属アーティストが登場し、山下達郎(57)・竹内まりや(55)夫妻も揃い踏み。デビュー35周年で“武道館デビュー”となった山下は「自分のこだわりがあって武道館で自分の歌を歌うのは初めて。今日はお祭りなので、一番うしろまで届くように一生懸命歌わせてもらいます」と呼びかけ、1万人のファンを前に2曲を熱唱。圧巻のパフォーマンスに涙するファンの姿も見られた。

ワーナー40周年イベント「100年MUSIC FESTIVAL」に出演した山下達郎 

ワーナー40周年イベント「100年MUSIC FESTIVAL」に出演した山下達郎 

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 RIP SLYMEが先陣を切ったこの日、Superfly馬場俊英the brilliant greenに続き、一際大きな歓声で迎え入れられた竹内は「世代を超えて多彩なミュージシャンと一緒に、音楽を愛する皆さんの前で歌うことができて光栄です」とあいさつ。夫・山下のギターで若い世代からのリクエストが多いという「元気を出して」、51歳の誕生日を迎えたときの素直な気持ちを歌にした「人生の扉」を披露した。

 万雷の拍手のなか、センターに移動した山下は「ワーナーミュージック・ジャパンのミュージシャン、全従業員の中で最年長。言ってみれば“牢名主”(ろうなぬし)」と自己紹介。1982年の名盤『FOR YOU』収録曲の「SPARKLE」に続いて歌唱した「希望という名の光」の間奏で、「夏から続けているツアーでは、この曲を作るきっかけをくれたナインティナイン岡村隆史さん、療養中の桑田佳祐さんに捧げてきました」と同曲に込めた思いを明かした。

 さらに、このイベントを立案し、10月7日に48歳の若さで他界した前社長の吉田敬氏に思いを馳せ「自ら命を絶つ1週間前に僕のライブに来て、この曲を聴いていた。残念でならない」と追悼。「いろんなことがあるでしょうけど、決して生きることを放棄してはいけません。助け合って、励まし合って、みんなで生きていきましょう。歌だけ歌って帰るつもりでしたが、これだけは言わずにいられませんでした」と力強く訴えかけた。

 会場の感動も覚めやらぬなか、トータス松本BONNIE PINKがヒット曲で盛り上げ、コブクロが大トリで登場。代表曲「蕾」を歌唱中、「武道館に初めて立った日のことを思い出した」という小渕健太郎が感極まって涙で声を詰まらせると、すかさず黒田俊介がフォロー。マイクを外して熱唱する2人に、もらい泣きするファンの姿もあった。

 ラストは小渕のアコーステックギター1本で「桜」を披露。いつしか大合唱となり、小渕がギター演奏の手を止めると、コブクロの肉声と1万人の歌声のハーモニーで武道館が一体となる感動的なフィナーレとなった。

 2日間で2万人を動員した実力派アーティストたちの競演は、11月27日(土)後6:00よりWOWOWで放送される。

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  • ワーナー40周年イベント「100年MUSIC FESTIVAL」に出演した山下達郎 
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