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【編集長の目っ!】湘南発のOCEAN MUSICに酔う――逗子3兄弟

■海風に乗せて、コトバとメロディーを運んでくれる逗子3兄弟

 湘南の逗子を拠点に音楽活動を行なっている…というとキマグレンを頭に思い浮かべる人が多いかもしれないが、今回紹介したいのは逗子3兄弟。

デビューアルバム『逗子3兄弟』 

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 サーフィンカルチャーと音楽一家という、なんともうらやましい環境で育った優己、大雅、翔馬兄弟は、物ゴコロついた頃からそれぞれが音楽活動をスタートさせた。その実績は、各方面から注目を集めていたが、2008年6月「もっと自分達にしかできない形で音楽を表現したい」と、3人が同時に想いをめぐらし兄弟が集結。“逗子3兄弟”が結成された。そして2009年7月22日、1stアルバム『逗子3兄弟』でデビューした。

 この作品には、様々なタイプの楽曲が収録されているが、共通しているは飾らないコトバと、海風と波音を感じさせてくれるところ。彼らが日常感じていたであろう潮風の匂いやキモチが、ストレートに伝わってくる。そして兄弟が奏でる絶妙のハーモニー。とにかく心地イイ。いい匂いがする。そして温かい。

なんだろう、この温かさ…。

 きっと彼らが湘南の太陽の下や空気の中で過ごした時間、目にした風景などが、意識しなくてもメロディーやサウンドに溶けて、それが温かさという極上のフレーバーとなって出ているのだろう。

 キモチがノッている時、落ち込んでいる時、誰かといる時、1人でいたい時、どんなシーンにも彼らの曲はスッと心の中に入ってきてくれる。

 夏だけでなく、春も秋も冬も湘南の海は、いつも輝きと憂いを包み隠さず我々に見せてくれる。そして“何か”を与えてくれる。

 それは逗子3兄弟の音楽も同じだ。


⇒ 松田聖子・中森明菜を始め、80年代のヒット曲を編集長が解説!
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