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ELLEGARDENのVo&G・細美武士が“メジャー”でソロ活動開始

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 突然の活動休止を今春に発表し、その去就が注目されていた4人組ロックバンド・ELLEGARDEN(エルレガーデン)のボーカル&ギター、細美武士がソロ活動を“メジャー”で始動させることが22日(水)わかった。同日付の公式ブログで「ソロ活動は他のレーベルでやることにしました」と報告。井上陽水長渕剛らが所属するフォーライフミュージックエンタテイメント(FLME)の100%出資による新事務所を設立し、新レーベルも発足させる。共に名称は未定で、作品の発売時期なども未定。

ソロ活動を開始する細美武士(左から2人目) 

ソロ活動を開始する細美武士(左から2人目) 

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 “インディーズ最後の大物”として数々のメディアで取り上げらたモンスターバンドとしても知られるエルレは、2006年8月9日に発売したシングル「Salamander」が発売1週間で7.0万枚を売上げ、インディーズシングルにおけるオリコン初動売上記録歴代1位を獲得。今もその記録は破られておらず、同年11月8日に発売したアルバム『ELEVEN FIRE CRACKERS』もインディーズアーティストとしてHYロードオブメジャーDef Techに次ぐ史上4組目の総合アルバムランキング1位を獲得している。

 順風満帆な活動を続けていたが今春、ニューアルバム制作過程で「モチベーションにメンバー間で差が出た」という理由で突然、活動休止を発表。しかし今回、細美はソロ活動宣言と共に「バンドが活動再開するときのことは考えてるから大丈夫。そこは心配しないで」というメッセージも添えており、将来におけるバンドの再始動を約束した。

 インディーズでの一貫した活動も高い評価を受けていたが、細美はソロを新天地に求めた。「理由はすごくシンプルで、どうせ新しいことを始めるなら1からのスタートじゃなくて0からやってみたかったから」と、自らレーベル数社を訪ねて回った。「レコード会社を決めるにあたって、メジャーだとかインディーズだとか大手だとか零細だとかお金があるとかないとかそんなことはどうでもよくて、みんなが無理だと思っていることを「できる」と信じているドン・キホーテを探しました。びっくりしたけど、俺が出会った全ての人は例外なく、夢と理想に燃えていました」と各所での温かい対応と熱意に驚きもあったという。

 そして「ひときわ常識外れなこと(俺にとっては常識なんだけど)を考えているように思えた」という理由でFLMEを選択。FLMEの前身である『フォーライフ・レコード』は1975年、当時人気のフォーク歌手4人(井上陽水、吉田拓郎泉谷しげる小室等)によって設立された“アーティストが自ら設立したレーベル”の草分けであり、細美がこれまで築いてきた独自のスタンスと遠からずの縁も感じられる。

 最後に細美は「しばらくは賛否/非難/応援が吹き荒れるかもしれないけど、もうそれは平気にならないと。とにかく俺は本気で、音楽で少しでもこの世界をよくできると信じてる。いつ終わるか分からない自分の人生を、その目的のために捧げたいといつからか思うようになりました」と熱い想いを綴った。「だから休んでる暇なんかない。今日も作曲します」。事務所やレーベルよりもまずは新曲の発表が待たれるところだ。


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