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デビュー25周年小金沢昇司、演歌に危機感「ひと世代前とは違う世界を」

 歌手の小金沢昇司(53)が21日、東京タワー展望台で歌手生活25周年記念イベントを行った。“演歌離れ”を肌で感じているのか「日本が生んだ文化の一つ、演歌は大変な時代」と危機感を吐露。「25周年まできたけど、僕らの世代は演歌の世代じゃない。これからも頑張って、なんとか同世代をこっちの方に呼びたい」と使命感をにじませた。

歌手生活25周年記念イベントを行った小金沢昇司 (C)ORICON DD inc.

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 小金沢は「親の影響で演歌を聴いていたという30代の演歌歌手は多いけど、俺らの50代の世代はロックの時代だった」とポツリ。「50代の演歌歌手がいなくても、俺はつっぱって俺の演歌で行こうと思ってる。先輩たちが作った世界じゃなく、俺は俺のひと世代前の演歌とは違う世界を作りたい」と力を込めた。

 1988年の同日に「おまえさがして」でデビューした小金沢は、“同い年”の東京タワーでイベントを初開催。「高いところが苦手で、くらくらしちゃって。途中で歌えなくなったらすいません」と笑わせ、歌手生活25周年記念曲「俺の夕焼け」やカップリング曲「君に贈る春の風」など4曲を歌った。

 この日レコード会社との契約解除が報じられた小林幸子にも言及。「演歌の世界は良いことでも悪いことでも、騒ぎが起きたら良い意味に取られない」といい、「師匠と弟子の関係で言えば、師匠が黒と言えば黒。僕はそれでいいと思うんですよね。どっちも間違ってないって思うんですけどね。良いイメージで一般の方に広がってくれればいいけど」と不安視していた。

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  • 歌手生活25周年記念イベントを行った小金沢昇司 (C)ORICON DD inc.
  • 東京タワーをバックに (C)ORICON DD inc.
  • 東京タワー展望台で歌手生活25周年記念イベントを行った小金沢昇司 (C)ORICON DD inc.
  • 東京タワー展望台で歌手生活25周年記念イベントを行った小金沢昇司 (C)ORICON DD inc.

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