英歌手スーザン・ボイルが、11月2日に発売する3rdアルバム『誰かが私を見つめている』で故坂本九さんの名曲「上を向いて歩こう」をカバーしていることが、わかった。ボイルは「美しい日本に起きた惨事には本当に心が痛みます。『上を向いて歩こう/THE FIRST STAR』に込めた私の想いと祈りが日本の皆さまへ届くことを心から願っています」とメッセージを送った。

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　英人気オーディション番組『ブリテンズ・ゴット・タレント』をきっかけに世界中で注目されたボイルは、アルバム『夢やぶれて』でデビュー。2009年には『第60回NHK紅白歌合戦』にゲスト出演し、“奇跡の歌声”などと称された、その美声を響かせた。

　ボイルは「昨年4月の日本武道館公演から約1年半が経ちましたが、日本はずっと私の心に存在する特別な国です」と語り、「新たな作品に挑戦したいと思い、世界中で大ヒットし私も大好きな坂本九さんの「SUKIYAKI」を取り上げることにしたのです」と選んだ理由にあげ、「この曲を歌うことで、私があらためて感動した“日本人の心”を、私の“想い”として、世界の人々にも伝えたいと想いました」とコメントした。

　同アルバムには、映画『ゴースト／ニューヨークの幻』主題歌として大ヒットしたジェフ・バックリーの「アンチェインド・メロディ」やティアーズ・フォー・フィアーズの「狂気の世界」ほか、オリジナル楽曲も2曲収録されている。