アイドルグループ・モーニング娘。が29日、東京・日本武道館で『コンサートツアー2011秋 愛BELIEVE〜高橋愛 卒業記念スペシャル〜』を行った。イベント中盤には、同グループをきょう30日の公演で卒業するリーダー・高橋愛を祝して、同期で元メンバーの小川麻琴（ドリームモーニング娘。）とテレビ東京の紺野あさ美アナウンサーが花束を持って駆けつけた。高橋は「同期っていうのは誰にも変えられない」と涙を流すと、他の3人ももらい泣きし、熱い抱擁を交し合った。

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　2001年8月6日に5期メンバーとして加入し、リーダー就任と共に同グループ在籍日数歴代最長を誇る高橋の卒業前夜を祝うため、この日かつての盟友が集結。高橋と次期リーダーを務める新垣里沙を含めた5期メンバー4人がモー娘。のステージに集結するのは、紺野アナが2006年7月に卒業して以来、約5年ぶり。小川と紺野アナがステージに登場すると、8500人のファンは大声援で二人を迎えた。

　紺野アナが「10年間お疲れ様でした。昔はライブが終わった後に2人でカラオケに行ったりしたね」と語りかけると、高橋はたまらず「アナウンサーの声になってる！」と突っ込み。場内が笑いに包まれるなか、紺野アナは「私は在籍5年間だったけど、その倍の10年で、リーダーもしてるから、たくさん思い出があると思う。この10年の経験は消えないで残るもの。この経験を胸に明日の公演も愛ちゃんらしく羽ばたいて」と後押しした。

　激励の言葉に思わず涙を流した高橋を前に、小川も「10年間の活動、4年間のリーダーとしての大役、お疲れ様でした。4人が加入した時は、右も左もわからずで、最初はなんもできなかったけど、モー娘。を引っ張るリーダー（高橋）とサブリーダー（新垣）になってた。明日も、モー娘。のリーダーとして駆け抜けて」とラストの舞台にエールを送った。

　久々の再会を喜び合った後は、アルバム収録曲で5期メンバー4人で歌っていた「好きな先輩」を高橋と新垣が熱唱。小川と紺野アナは2人の歌う姿を目に焼き付けながら一緒に口ずさみ、高橋の「卒業しても絆って消えないと思うので、これからも歩んでいこう」という言葉を4人でかみ締めていた。

　また、同公演では10期メンバーの合格者も発表。約6000人が集ったオーディションを経て新メンバーに選ばれた飯窪春菜（16）、石田亜佑美（14）、佐藤優樹（12）、そしてハロプロエッグ出身の工藤遥（11）の4人が新メンバーとしてお披露目された。

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