AKB48・渡辺麻友が主演声優を務めるアニメ映画『ねらわれた学園』（11月10日公開）のキャストが追加発表された。渡辺演じる主人公・涼浦ナツキの同級生で、謎めいた転校生の京極リュウイチ役に小野大輔、同じく同級生でナツキの友人であり、ケンジ（本城雄太郎）が密かな恋心を抱く春河カホリ役に花澤香菜が起用された。今年4月より放送中のテレビアニメ『AKB0048』（TOKYO MXほか）にも出演している渡辺と小野は2作目の共演となる。

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　アニメ好きで知られる渡辺は、小野が主演声優を務めたアニメ『黒執事』や、花澤が主要声優を務めたアニメ『デュラララ!!』を自身の好きな作品に上げており、モチベーションの上がるキャスティングが実現した。

　小野は「原作は、学校の文庫で読んだ記憶はありましたが、今、アニメ映画化されると聞いて最初は驚きました。でも劇場アニメ版では誰しもが共感できる話がテーマになっているので、参加させていただくことをとても楽しみにしていました」。花澤は「映像がとても綺麗で物語も作りこまれているこの作品に関われることを楽しみにしていますし、4人の関係性をメインに思春期の中学生たちの危うくもドキドキする感じを皆さんにもぜひ楽しんで頂きたいです」とそれぞれコメントしている。

　同映画は、SF作家・眉村卓氏原作の同名小説を、時代を現代の中学校に置き換え、新しい解釈で中村亮介監督自ら脚本を執筆（内藤裕子氏との共著）して映画化。古都・鎌倉を舞台に中学2年生のナツキは幼なじみのケンジへの思いに気づくも、そのケンジはカホリが気になり、カホリは謎めいた転校生・京極に惹かれていく…。京極の存在が14歳の少年少女たちの心と身体、学園の空気を危うげに揺り動かしていくストーリーで、思春期の心象風景を淡くも鮮烈に描き出す。制作は『境界線上のホライゾン』『アクセル・ワールドのサンライズ第8スタジオが担当する。