『青い山脈』（1949年）をはじめ往年の二枚目スターとして活躍した俳優の池部良さんが8日午後1時55分、敗血症のため死去した。92歳だった。葬儀、告別式は10日に近親者のみで済ませ、『お別れの会』は未定という。

　1918（大正7）年2月11日生まれ、東京都出身。東宝シナリオライター研究所を経て、東宝映画に俳優として入社。1941年『闘魚』でデビューするも太平洋戦争に召集され中国、ニューギニアを転戦。終戦後陸軍中尉として復員。1946年、東宝映画と契約した。1967〜1973年『昭和残侠伝シリーズ』で高倉健演じる主人公の兄弟分・風間重吉役が当たり役として知られる。日本映画俳優協会理事長、日本俳優連合副理事長、JCA（Japan Cat Assdiation）会長などを務めた。