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　ボクシング・メキシコ五輪金メダリストの森岡栄治の栄光と挫折、再起を描いた映画『子猫の涙』が26日（土）、公開初日を迎え主演の武田真治、紺野まひる、藤本七海らキャスト陣が都内映画館で舞台挨拶を行った。プライベートでも3年前からボクシングを始めている武田は、森岡氏の甥で監督の森岡利行から直接“指導”を受けながら、撮影に挑んだことを明かすも、今夏開催される北京五輪について聞かれると「やっぱり、今はハンドボールでしょう！ 頑張って欲しい！」と今、最も脚光を浴びているスポーツへ大きな期待を寄せた。　撮影の合間に、監督が主催する劇団へ“出稽古”したという武田は「リングのロープの代わりに劇団員に囲まれてスパーリングをやった。まるで、ファイトクラブでしたよ」と苦笑い。武田の娘役で映画初出演の藤本七海は、舞台となる大阪出身で「周りの先輩方に教えてもらい、充実した毎日でした」と語ったが、武田は「父と娘は確かに、馴染まない設定だったが撮影外でもそんな感じだったので・・・実は、悩んで監督に相談したことがあった」と予想外の告白。昨年、中学生になったばかりの“思春期”真っ只中の藤本は「そうでしたね」と力なく話すのがやっとだった。

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