『アンパンマン』シリーズなどで知られる漫画家・絵本作家のやなせたかし（本名：柳瀬崇）さんが13日、心不全のため94歳で死去したことを受け、今年7月に公開された映画『それいけ！アンパンマン とばせ！希望のハンカチ』に声優として出演した、女優の本仮屋ユイカ、お笑いコンビ・サンドウィッチマンが、それぞれコメントを発表し、故人を悼んだ。

　本仮屋は所属事務所を通じて、「やなせ先生、そして、アンパンマンが大好きでした。先生の周りの方を温かく幸せな気持ちにするユーモア、そしていつもお元気で笑顔いっぱいの先生を心から慕い、尊敬していました」と敬意を表し、「素晴らしい作品、愛をありがとうございました」と謝意を示した。

　富澤たけしは、15日付の自身のブログで、単独ライブツアー仙台公演のリハーサル中に訃報を聞いたといい、「突然のことに驚いています。この夏のアンパンマンの映画でゲスト声優をやらせていただき、やなせさんには御礼のご挨拶をしたかったのですが、お会いできないままだったことが心残りです」と心境を吐露。

　「子供ができたこと、そして映画に関わらせていただいたことでさらにアンパンマンの影響力を実感しました。子供達、そして大人もアンパンマンを通して学ぶことは凄く多いと思います」とつづり、「やなせさんがいなくなってもアンパンマンは永久に不滅です」と故人を偲んだ。

　また、伊達みきおも同日に自身のブログで「この先も、やなせ先生の分身である『アンパンマン』は子供達のヒーローです。 最近、やっと僕の娘も『パンパンマン』と言いながらオモチャで遊んでいます」と明かし、「娘に自慢出来る大きなお仕事をさせて頂きありがとうございました」と感謝。最後は「日本が世界に誇る巨匠でした。長い間お疲れ様でした」とつづり結んでいる。